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Shopify Plus とは?メリットや追加機能、通常プランとの料金比較を解説

Shopify Plusは最上位のプランになるため、通常プランに比べて充実した機能が特徴です。しかし、通常プランとどのような違いがあるのか疑問に感じている方もいることでしょう。本記事では、Shopify Plusのメリット・追加機能・料金について詳しく紹介します。

Shopify Plusと通常プランではどのような違いがあるのか疑問に思っている方はいませんか。

Shopifyの通常プランには、「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」の3種類があり、その上位プランがShopify Plusです。通常プランと比較すると高機能なツールを使えることが特徴で、業務の効率化・収益の最大化を強力にサポートしてくれます。

本記事では、Shopify Plusのメリット・追加機能、通常プランとの料金比較について紹介します。

Shopify Plus とは?

Shopify Plusとは、Shopifyが提供しているプランのなかで最上位プランです。通常のプランである「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」と比較すると、高度な機能を複数搭載しているため、Shopify Plusは業務の効率化・省人化・利益の向上を目指せるのが特徴です。

また、Shopify Plusは高い拡張性により、ECストアや実店舗の運営・越境ECの構築など様々な事業展開にも対応できます。

Shopify Plusを導入するメリット

Shopify Plusを導入することで、以下のメリットを得られます。

  • ・アカウント制限がなくなる
  • ・機能を追加できる
  • ・複数通貨への対応が可能になる
  • ・専任サポートが受けられる
  • ・最大10サイトを追加費用なしに運営できる

Shopifyの通常プランで利用できる機能については、Shopify Plusでも利用可能なので安心してください。また、通常プランからShopify Plusに移行する際は、追加費用が発生しないこともメリットといえるでしょう。

それでは、Shopify Plusのメリットについて詳しく解説します。

アカウント数の制限がなくなる

Shopify Plusのメリットは、アカウント数の制限がなくなることです。

Shopifyで運営しているサイトの規模が大きくなるほど、作業に携わるスタッフの数が増えていくでしょう。その際に問題となりやすいのがスタッフアカウント数です。

Shopifyの通常プランでは、スタッフアカウント数の上限が決まっているため不足すると、1つのアカウントを複数人で共有する必要があります。しかし、セキュリティ面や操作性を考慮すると、各スタッフにアカウントを設定できる方が良いでしょう。

Shopify Plusであれば無制限にスタッフアカウントを作成できるので、同時に複数のメンバーがログイン・作業できて作業効率アップにもつながります。

各プランのスタッフアカウント数の上限は、以下の表のとおりです。

ベーシック スタンダード プレミアム Shopify Plus
スタッフアカウント数 2 5 15 無制限

機能の追加

Shopify Plusのメリットは、なんといっても通常プランには付いていない高度な機能が利用できることです。Shopify Plusで追加される機能は以下のとおりです。

  • ・チェックアウトページのカスタマイズ
  • ・Shopify Scripts Editor
  • ・Launchpad
  • ・Shopify Flow
  • ・専用APIが利用可能に
  • ・Shopify POS Proの利用が無料になる
  • ・Transporter
  • ・Googleタグマネージャーの利用
  • ・会員制ECサイトを追加できる

これらの機能が搭載されることにより、手動で行っていた作業の自動化、作業の効率化、BtoBサービスなどの様々なビジネスの展開に役立つことでしょう。

Shopify Plusで追加される機能について詳しく紹介します。

チェックアウトページのカスタマイズ

Shopify Plusで追加された機能の1つは、チェックアウトページをカスタマイズできることです。

チェックアウトページとは、ショッピングカート画面から注文完了ページまでのことです。このページをカスタマイズできることは、ショッピングカート画面の注文フォームを変更したい場合などに役立ちます。

チェックアウトページをカスタムできることは、ストアにとって都合が良いだけではありません。ユーザーにとっても使いやすいページに変更することで、コンバージョンの向上にもつながるでしょう。

Shopify Scripts Editor

Shopify Scripts Editorは、販売する際のプロモーションのスクリプトを設定できます。以下3つのタイプのスクリプトになります。
項目スクリプト
項目スクリプトは、例えば「2個商品を購入したユーザーに対して10%Offにする」「3個購入すると1個無料」などの割引に関するスクリプトのことです。
決済スクリプト
決済スクリプトは、決済関係のスクリプトのことです。例えば、特定の商品において決済方法を限定したい場合などに設定します。
配送スクリプト
配送スクリプトは、配送方法の名称・価格の変更、非表示化ができるスクリプトです。VIPユーザーやサブスクリプションユーザーに対して送料無料にするなどの設定が可能です。

Launchpad

Launchpadは、期間限定発売の設定や、商品を公開する時限設定ができるアプリです。

例えば、ECサイトの拡販方法に、キャンペーンなどで特定の日時から期間限定で割引商品を発売する方法があります。そのような際に、Launchpadアプリが役立ちます。

このアプリを利用することで、キャンペーン展開・新商品のリリースなどのスケジュール設定が可能です。スケジュール設定ができることで、越境ECサイトを展開している場合などのように、時差があっても担当者の操作を必要とせず販売を開始できます。

Shopify Flow

Shopify Flowは、ECサイトの運営業務を自動化するアプリです。

Shopify Flowの特徴は、100種類ほどの自動化テンプレートを選ぶことで、様々な業務を自動化できることです。簡単な設定で自動化できるので、どなたにでも使いやすく業務の効率化に役立つでしょう。

例えば、以下のような業務を自動化できます。

  • ・商品在庫が切れた場合の自動通知
  • ・一定の金額を超える高額注文があった場合に、担当者に自動メールで通知する
  • ・何度も購入しているユーザーに対してクーポンを配布する

取引量が多いほどこれらの業務は増えていくため、Shopify Flowを利用して自動化・効率アップをしましょう。

専用APIが利用可能に

Shopifyでは、APIが多数用意されており自社アプリ・サービスの開発に役立ちます。

さらに、Shopify Plusユーザー限定で利用できるAPIもあります。この専用APIを活用できることが、Shopify Plusを利用するメリットです。

Shopify Plusの専用APIは、4種類あります。

  • ・Discounts
  • ・Gift cards
  • ・Product Recommendations
  • ・Multipass/single sign-on and user

以下より4種類の専用APIについて紹介します。

Discounts
Discountsは、ディスカウントつまり割引に関するAPIです。

このDiscounts APIを活用することでディスカウントコードのロジックを設定できます。例えばチェックアウト時にディスカウントコードを適用することで、より柔軟な割引をユーザーに提供できます。

特定ユーザーやキャンペーンに合わせてディスカウントコードを適用することで、ユーザーの顧客満足度向上にもつながり、リピーターを獲得する方法としても有効でしょう。

Gift cards
Gift cardsは、Shopify Plus専用APIで、ギフトカードコードの作成・編集・管理ができます。

ギフトカードとは、いわゆる商品券のことです。ユーザー同士でギフトカードをプレゼントしたり、キャンペーンに参加してくれたお礼にストア側からユーザーへプレゼントしたりと使い方は様々です。

Gift cardsは、このようなギフトカードを使うためのAPIとなり、ギフトカードコードをチェックアウト時に入力することでお支払いに利用できます。

Product Recommendations
Product Recommendationsは、Shopify Plus専用APIでレコメンド機能を搭載するために使われます。

レコメンド機能とは、「関連商品」と呼ばれる商品ページに類似の商品を掲載することで、ユーザーの回遊率・コンバージョン率・顧客単価を上げることが期待できます。ユーザーが知らなかった商品を告知できるため、購入体験の向上にもなるでしょう。

Product Recommendationsを利用することで、Shopifyの商品データを活用したレコメンドが可能になります。

Multipass/single sign-on and user
Multipass/single sign-on and userは、シングルサインオン連携を可能にするAPIです。

シングルサインオンとは、1度ユーザー認証すると複数のシステムで認証された状態が続く仕組みのことです。1度認証するだけで様々なサービス・アプリ・ツールが利用できるため、ユーザーにとっては使い勝手の良い仕組みとなります。

Multipass/single sign-on and userは、自社アプリ・サービス・ストアなどの認証機能をまとめるのに役立つでしょう。

Shopify POS Proの利用が無料になる

Shopify Plusのメリットは、Shopify POS Proの利用料が無料になることです。

通常のプランであれば、Shopify POS Proは月額89ドルを必要とします。Shopify Plusを契約することで、この利用料を抑えることにつながります。

POSは、実店舗とECサイトの販売情報・顧客情報・在庫情報などを連携できるシステムのことです。Shopify Plusでは最大10サイトまで追加できたり、ロケーションを20箇所まで登録できたりします。そのため、実店舗を運営していなくてもPOSの利用が必要になることもあります。

Transporter

Transporterは、Shopify Plusユーザーが利用できるデータをインポートする機能です。

Transporterを利用することで、既存ストアのデータをShopifyに適したデータに変換して移行します。データ移行には、CSVが利用されるため一括で操作できるのも魅力です。

また、商品情報だけではなく、顧客情報、注文情報などもShopifyストアへ移行できます。乗り換えの際の手間を削減してくれるため、既存ストアから移行する際はぜひ活用しましょう。

Googleタグマネージャーの利用

Shopify Plusには、Googleタグマネージャーを利用できる機能が追加されました。

Googleタグマネージャーとは、Google AnalyticsやGoogle広告などを利用する際に必要なタグを設置できる機能です。タグを設置することで、Google Analyticsのアクセス解説ツールを分析することや、Google広告などの効果を測定できます。

ECサイトを運営する際には、アクセス解析ツールは非常に重要な役割を果たします。収集したデータを分析することで、広告・SEOなどの集客状況・サイト訪問者の行動履歴・コンバージョン率を把握できるためです。

会員制ECサイトを追加できる

Shopify Plusでは、Wholesale Channelを利用することで会員制ECサイトを追加できます。

Wholesale Channelは、ユーザーごとの販売する値段を変更したり、ユーザーごとにパスワードを設定したりできます。この仕組みを利用することで簡単に会員制ECサイトを構築できるでしょう。

利用方法としては、BtoBで商品を販売する際に販売先ごとに最低注文数を変更したり、販売価格を設定したりすることです。他にもVIPユーザー向けの専用ストアなどに利用できます。

複数通貨への対応

Shopify Plusのメリットは、複数通貨に対応していることです。

Shopifyは、世界の175か国で利用されているECプラットフォームになります。その理由は、21言語に対応していることや、現地の決済方法を利用できるためです。Shopifyが対応している通貨は133にも及ぶため、越境ECを構築するための手段としても活用されています。Shopify Plusでは、国際価格設定機能を利用することで、異なる国や地域での販売価格を調整することもできます。

専任サポートを受けられる

Shopify Plusのメリットは、専任サポートを受けられることです。

Shopify Plusにはマーチャントサクセスプログラムという、専任チームでフォローアップする体制が整っています。チームは目的別に分かれており、以下のような専任チームがあります。

  • ・Shopify Plusコンサルタント
  • ・ソリューションエンジニア
  • ・立ち上げ支援チーム

これらの専任チームを頼ることで、効果的なWeb戦略・業務システムやツールとの連携・スムーズなECサイトの立ち上げができるでしょう。また、マーチャントサクセスプログラムは追加料金が発生しないため、積極的に活用できるのも魅力です。

追加でShopify Plus仕様のサイトを9サイト、最大10サイト運営できる

Shopify Plusのメリットは、最大10サイトまで追加費用なしで運営が可能な点です。

Shopify Plusであれば、メインストアの他に9サイトを追加で運営できます。複数のストアを運営できることで、国内向けサイト・海外向けサイト・VIP向けサイト・BtoBサイトなどを立ち上げることもできます。言語や対応通貨に分けてサイトを運営する方法もあるでしょう。

注意点は、追加するサイトがメインストアと同一ブランドでなければならないことです。また、10サイト以上を追加する際には1サイトごとに月額250ドル必要です。

登録できるロケーション数を20箇所まで対応

Shopify Plusのメリットはロケーションを20箇所まで登録できることです。

複数の店舗を運営しているストアや、複数の物流拠点があるストアには嬉しい機能です。配送を近いロケーションから手配することや、在庫管理や売上管理を一元管理できるようになります。

POSを利用することで複数の実店舗との在庫管理もしやすくなりますし、越境ECを運営している場合はロケーションを海外の物流拠点に設定することも可能です。登録できるロケーションが多いことで、よりスマートな配送・物流を実現できるでしょう。

各プランのロケーション数の上限を以下の表にまとめました。

  ベーシック スタンダード プレミアム Shopify Plus
ロケーション 最大4 最大5 最大8 最大20

Shopify Plusと通常Shopifyとの比較

Shopify Plusと通常Shopifyとの違いは、利用できる機能が違うことです。

「Shopify Plusを導入するメリット」で紹介した機能やサービスを利用できる点がShopify Plusの優れているところです。しかし、最上位プランなこともあり料金が高額なことはデメリットといえるでしょう。

Shopifyの各プランは以下のようなストアを対象にしています。

ベーシック:Shopifyでネットショップに初めて挑戦するストア向け
スタンダード:ネットショップで売上を維持できるようになった中小規模のストア向け
プレミアム:大規模な売上がありショップ運営をより効率化したいストア向け
Shopify Plus:月商80,000ドルを超える大企業・ストア向けのプラン

また、各プランで「料金」「手数料」が大きく異なるため、以下より詳しく解説します。

料金プラン

Shopify Plusと通常プランの料金プランは、以下の表のとおりです。

プラン名 ベーシック

スタンダード

プレミアム

Shopify Plus
基本料金 月額25ドル 月額69ドル 月額299ドル 月額2,000ドル~
Shopify POS Pro 月額89ドル 月額89ドル 月額89ドル 無料

Shopify Plusは最上位プランであることから、他のプランと比べて高く設定されています。その料金の分、高機能なツールを利用できるのが特徴です。

また、Shopify Plusの利用料金は、月の売上が800,000ドルを超えた場合、販売取引1件ごとに0.25%の手数料が発生する料金設定に自動で移行します。通常プランからShopify Plusに移行する場合は、追加費用はかかりません。

手数料

Shopify Plusと通常プランのクレジットカード決済手数料・取引手数料は以下のとおりです。

ベーシック スタンダード プレミアム Shopify Plus
日本のオンラインクレジットカード手数料 3.4% 3.3% 3.25% 3.15%
海外/Amexのオンラインクレジットカード手数料 3.9% 3.85% 3.8% 3.75%
Shopifyペイメント取引手数料 無料 無料 無料 無料
外部サービス取引手数料
※Shopifyペイメント以外
2.0% 1.0% 0.5% 0.15%

Shopify Plusは、大規模な取引量のあるサイト向けのため、クレジットカード手数料・取引手数料が最も安く設定されています。反対に取引量の少ないサイト向けの「ベーシック」プランが最も高くなります。

そのため、各プランを選択する際は、月額費用・月間取引量・必要な機能をポイントにすると良いでしょう。

まとめ

Shopify Plusとは、Shopifyにおける最上位プランのことで、通常プランでは利用できない高性能な機能を追加できます。その分、月額料金も高額で月額2,000ドルから利用が可能です。

Shopify Plusのメリットは、高機能なアプリ・サービスを活用できることです。それらをうまく活用することで、業務の効率化・省人化・自動化に役立ちます。また、Shopify Plusは、ロケーション数の増加・追加ストア・複数通貨の対応などにより越境ECにもおすすめです。

Shopify Plusへの移行は、月商800,000ドルを目安に検討しましょう。

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