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スマホでもできる商品写真の撮り方と知っていると便利なスマホカメラ機能

ECサイト運営者やフリマアプリ利用者で、商品写真をきれいに撮りたいと思っている方はいませんか。本格的な撮影機材がなくてもあきらめる必要はありません。商品写真はスマホでも魅力的に撮れるためです。本記事では、スマホでの撮り方のポイントや、カメラ機能、撮影時の注意点について紹介します。

スマホでも商品の魅力を惹きだせる写真撮影は可能です。

「ECサイトに掲載する商品写真の訴求力を高めたい」
「フリマアプリでの売り上げをもっと増やしたい」

上記の悩みをお持ちの方は、本格的な撮影機材がないからといって、あきらめる必要はありません。
本記事では、スマホでの商品写真の撮り方や、スマホカメラの機能・注意点を紹介します。

スマホでもできる商品写真の撮り方

物を撮影する画像

まずは、スマホでもできる商品写真の基本的な撮り方を紹介します。

・自然光を活用する

商品撮影の撮り方で重要なのは、ライティングです。照明機材がなくてもできる方法は、自然光を活用することです。そのため、室内でよく光の入る場所を撮影場所に選びましょう。

・光が強すぎる場合は、拡散シートで光を和らげる

自然光のデメリットに、光の強すぎる場合があります。その場合は、拡散シートで商品にあたる光を和らげます。拡散シートがない場合は、トレースペーパー、カーテン、白い紙などで代用しましょう。 

・背景は基本的に白にする

商品撮影の背景は、基本的に白にします。背景に情報量が多いと、ユーザーが商品に集中できなくなるのを防ぐためです。また、背景には模造紙などの白の紙を使うのがおすすめです。

・様々なアングルから撮影する

商品写真の撮り方で重要なことは、正面からだけのアングルにしないことです。正面・左右・うしろ・上など様々な方向から撮影することで、ユーザーにより多くの情報を発信できます。

商品写真を撮影するときの重要なポイント

基本的な撮り方を説明しましたが、それでも「商品写真を撮るのは難しい」と思っている方はいませんか。
実は、そのようなことはありません。商品写真をうまく撮れない原因は、コツを知らないからです。
そこで、素敵な商品写真を撮るための4つのポイントを紹介します。

  • ・実物に近い色合いにする
  • ・サイズ感が伝わるようにする
  • ・デザインが伝わるようにする
  • ・サイド光を活用する

これらは、スマホでの撮影でも活用できますので、ぜひ参考にしてください。
以下より、4つのポイントについて、詳しく解説します。

実物に近い色合いにする

スマホで商品写真を撮影するときは、ホワイトバランスを手動調整するのがポイントです。
ホワイトバランス調整とは、撮影時の環境に合わせて適切な色温度に調節することを指します。
スマホで撮影に失敗する原因の1つに、このホワイトバランス調整に「オート調整機能」を利用することがあげられます。「オート調整機能」は、光量・背景などの環境によって調整に失敗することがあるためです。

そのため、青みが強くなったり、赤みが強くなったりと、写真と実物の色に違いがでてしまいます。
ECサイトであれば、商品画像と実物の色に違いがある場合、「思っていた商品と違う」「こんなはずではなかった」など顧客の満足度は低下するでしょう。
場合によっては、クレームや返品といったトラブルに発展することもあります。そのような事態を避けるために、写真の色は実物にできる限り近づける必要があります。

サイズ感が伝わるようにする

商品の撮り方で重要なポイントは、サイズ感が伝わることです。
商品画像のみでは、商品の大きさを把握しにくいためです。商品に興味を持ってもらうためにも、顧客に「思っていた大きさと違う」という誤解を生まないためにも、パッと見て大きさが把握できるように撮影しましょう。
そこで、サイズ感が伝わりやすい4つの撮影方法を紹介します。

・利用シーン

モデルが着用・使用したシーンを撮影する方法です。顧客は、モデルの体と商品の大きさを対比することで、サイズを把握しやすくなります。また、ECサイトの世界観も表現できるため、ブランディングにも役立つでしょう。

・対比できるものと一緒に撮影

「消しゴム」「タバコ」「ペットボトル」など、誰でも大きさをイメージできる商品と一緒に撮影することです。対比するものがあれば、サイズに対して誤解を生みにくくなります。

・手のひらに載せて撮影

商品を手に載せて撮影するだけでも、商品のサイズが伝えられます。また、手のひらに収まるほどの大きさとアピールできるため、「コンパクトさ」を訴求したいときにも役立ちます。

・子どもと一緒に撮影

商品の大きさをアピールしたいときには、子どもと一緒に撮影する方法もあります。子どもと対比することで、商品がより大きく見えるためです。例えば、「牛肉セット」「毛ガニセット」などの食品の量をアピールする際に有効です。

デザインが伝わるようにする

商品画像の重要な役割の1つは、デザインを伝えることです。
商品のデザインがどれだけ特徴的であっても、商品説明文だけで、その魅力を表現するのは困難なためです。
そこで、デザインが伝わりやすい、撮り方の2つのポイントを紹介します。

・細部をアップにして撮影する

商品は全体像だけではなく、細部もアップで撮影します。複数のカットでデザインの細かな部分まで、確認できるようにしましょう。例えば、「デザインの柄をアップにする」「小さなロゴ部分のみをアップにする」などです。

・ピントを合わせる

デザインを伝えるための重要なポイントは、ピントを合わせることです。ピントが合っていないとデザインが伝わりにくいだけではなく、見栄えの悪い写真となるので注意してください。

サイド光を活用する

商品の撮り方で重要なポイントは、サイド光を利用することです。
撮影時の光の当て方は、主に順光・サイド光・逆光の3つに分類されます。

・順光

順光は商品の正面から光を当てる方法です。順光は、被写体に影ができにくいため「のっぺり」とした印象になりやすいです。

・サイド光

サイド光は、商品の横から光を当てる方法です。サイド光は、商品の凹凸により影ができるため立体感のある写真を撮影できます。

・逆光

逆光は、商品の後ろから光を当てる方法です。逆光は、写真のイメージを「ふんわり」させたいときに向いています。しかし、被写体が暗くなったり、色味が薄くなったりするため商品撮影には向いていません。

3つのなかで、商品写真にはサイド光が向いています。
サイド光は、商品の色・形がはっきりとわかりやすく、立体感のある写真が撮影できるためです。サイド光であれば、スマホでも簡単にメリハリのある商品画像を撮影できるでしょう。
サイド光のデメリットは、側面の影が強くなることです。そのような場合の対策は、光源と反対側に白レフ板を置きましょう。また、白レフ板は、模造紙などの白い紙でも代用できます。

知っていると便利なスマホ機能

知っていると便利なスマホ機能
スマホでカメラアプリを立ち上げて、そのままの状態で撮影していませんか。
もちろん、スマホのオート調整機能は進化しているため、普段使いであればそれでも十分きれいな写真が撮れることでしょう。
しかし、プロ品質に近づけるためには、スマホカメラの機能を理解し、機能を使い分ける必要があります。そのためにも、知っていると便利な機能は以下の3つです。

  • ・HDR機能
  • ・フィルター機能
  • ・グリッドライン機能

それぞれの機能とおすすめの設定を解説します。

HDR機能

HDR機能とは、明るさの異なる写真を同時に3枚撮影し、写真を合成することで見やすい写真に調整する機能です。
HDR機能の欠点は、「3枚の写真を撮影するためブレやすい」「色味が変わりやすい」「のっぺりとした印象になる」です。
そのため、スマホで商品を撮影する際には、HDR機能はオフにしてください。マニュアルでホワイトバランス調整を行う方が、より商品の色に近づけられるためです。

ちなみに、HDR機能を利用した方が良いときは、「光量が多すぎる」「光量が少なすぎる」場合です。白飛びや黒つぶれを抑制して程よい光加減に調整してくれます。
また、スマホによっては、HDR機能で撮影しても合成前後の写真どちらも保存してくれる場合があります。そのような機種であれば、HDR機能をオンにして、合成前後の写真から選択する方法も良いでしょう。

フィルター機能

フィルター機能とは、写真加工した状態で撮影できる機能です。
例えば、「セピア」「モノクロ」「淡い青」などに色調を変更するフィルター機能があります。
スマホで商品を撮影する際には、フィルター機能をオフにしましょう。
フィルター機能をオンにして撮影すると、色味が異なりやすく、後から写真を加工することも難しくなるためです。色味が異なっている商品写真を掲載しては、「思っていた色と違う」といったクレームの原因となります。

利用シーンのカットなどで「もっと躍動的にしたい」「ノスタルジックな雰囲気にしたい」などの場合は、後ほど写真加工ソフトでフィルターをかけて仕上げるのが良いでしょう。
フィルター機能は普段使いに便利な機能です。しかし、物撮りのように、写真と被写体の色を正確に合わせたいときには不向きですので注意してください。

グリッドライン機能

グリッドライン機能とは、スマホ画面を9分割にする格子状の線が表示される機能です。
スマホで商品を撮影する際には、グリッドライン機能をオンにします。
線があることで垂直方向・水平方向の傾きを予防できるためです。商品が傾いているとユーザーの違和感につながりますので、撮影時にしっかりとチェックしましょう。
また、グリッドラインがあると、以下の3つの構図が撮りやすくなるのもメリットです。

・三分割構図

9分割のグリッドラインを表示させると、4つの交点ができます。この4つの交点のいずれかに被写体を置いて撮影する構図を、三分割構図と呼びます。

・対角線構図

対角線構図は、画面の対角線上に被写体を配置する構図のことです。4つの交点を目印にすることで、簡単に対角線上に被写体を並べられます。複数の被写体がある場合に採用することで、奥行きを感じる写真に仕上がるでしょう。

・日の丸構図

日の丸構図は、日の丸をイメージした構図で被写体を中心に配置します。物撮りの基本的な構図です。日の丸構図は、余白の幅や色で印象が変わってきますので、商品のイメージに合うように工夫してみましょう。

スマホで撮影時の注意点

女性が撮影している

ここまでに紹介した4つのポイントと、3つの機能を押さえて商品撮影をしても、ちょっとしたミスで台無しになることがあります。
例えば、初心者のありがちなミスは、「フラッシュの使用方法」「手ブレ対策の不備」「デジタルズームの使用」です。

少し画像が暗いと感じるとフラッシュを使いたくなる方もいるでしょう。しかし、良かれと思っていたことが、実は品質を下げてしまうこともあります。
このようなミスは、3つの注意点を守ることで対策が可能です。知っているのと、知らないのとでは作業効率にも大きく影響しますので、最後までチェックしてみてください。

フラッシュ機能

スマホで撮影する際には、フラッシュ機能をオフにします。
スマホのフラッシュは光が強く、商品が白飛びしてしまい本来の色味と異なったり、影が強くでてしまったりするからです。
先述したように、物撮りにはサイド光が向いています。フラッシュを使用すると、真正面からの順光となります。その点からも、フラッシュは物撮りに向いていないといえるでしょう。
もちろん、フラッシュは絶対ダメということではなく、使い方によって効果的なこともあります。効果的なシチュエーションとしては以下があります。

  • ・逆光のときは、被写体が暗くなるのをフラッシュの光で和らげられる
  • ・水しぶきは、フラッシュの光が反射してキラキラときれいに撮れる

ただし、商品画像の撮影時に、このようなシチュエーションは限られます。基本は、オフにして撮影しましょう。

手ブレ

スマホで撮影する際に注意すべき点は、手ブレをしないことです。
手ブレは、その名のとおり手で持って撮影することで起こります。対応策として、スマホ用三脚を使用しましょう。スマホ用の三脚であれば、100円均一でも販売されています。手頃な価格ですので、三脚を持っていない方は購入してください。
スマホ用三脚を使用すると、以下の3つのメリットがあります。

  • ・手ブレを防止できる
  • ・同じアングルから何度も撮影ができる
  • ・ピントをキープしやすくなる

また、スマホ用三脚を使用してもボタン操作時の揺れで、手ブレが発生することもあります。そのような際には、セルフタイマー機能を活用しましょう。セルフタイマー機能で3秒後・10秒後などと設定することで、ボタン操作の揺れが落ち着いてから撮影できるためです。

デジタルズーム機能

スマホで撮影する際の注意点は、デジタルズーム機能を使用してアップにしすぎないことです。
カメラのズームには、光学ズームとデジタルズームの2種類があります。
わかりやすく解説すると、光学ズームはレンズの交換や、レンズ間の距離を調整することによりピントを合わせる方式です。デジタルズームは、元々の画質は変わらないままに、画像を引き延ばすことでアップにする方法です。

スマホは、大きなレンズを付けられないため、デジタルズームが採用されています。
デジタルズームのメリットは、高額なレンズが不要なことです。
しかし、デメリットは、アップにするほど画質が悪くなることです。
このため、スマホで物撮りをする際は、アップにしすぎないように注意しましょう。

まとめ

スマホで商品撮影をする際には、以下の4つのポイントを押さえた撮り方が必要です。

  • ・実物に近い色合いにする
  • ・サイズ感が伝わるようにする
  • ・デザインが伝わるようにする
  • ・サイド光を活用する

さらに、スマホカメラ機能の設定は以下をお試しください。

  • ・ホワイトバランス調整機能はマニュアルで調整する
  • ・HDR機能をオフにする
  • ・フィルター機能をオフにする
  • ・グリッドライン機能をオンにする
  • ・フラッシュ機能はオフにする
  • ・手ブレ対策はスマホ用三脚を使用し、場合によってセルフタイマーを併用する
  • ・デジタルズーム機能の使用は最小限にとどめる

これで、プロ品質の商品写真にグッと近づいたはずです。
自分で魅力的な写真を撮れるようになると、ECサイト運営やフリマアプリへの出品がさらに楽しめるでしょう。本記事の方法を参考に、ぜひ商品撮影にチャレンジしてみてください。

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