そんなバイオフィリックデザインですが、インテリアとして取り入れていくためにはいったいどういったポイントがあるのでしょうか。
そこでこの記事では今、注目されているバイオフィリックデザインについて解説していきます。
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バイオフィリックデザインとは
「バイオ(=自然・生命・生物)」と「フィリア(=愛・友情)」というふたつの言葉から組み合わせてつくられたバイオフィリックという造語から考えられたインテリアの形で、自然や生命を感じられるようなデザインが、バイオフィリックデザインと呼ばれています。近年ではさまざまな場所で見かける機会が増えており、たとえばカフェやオフィス、商業施設などにもバイオフィリックデザインを意識した空間が採用されています。
バイオフィリックを取り入れることのメリット
実際バイオフィリアの効果を研究した「The Human Space」によると、植物や日光など自然を感じられるオフィス環境で働く従業員は、そうではない人々と比較すると以下のような効果が見られました。
(参考:世界中の職場におけるバイオフィリックデザインの効果
)
- ・幸福度:15%向上
- ・生産性:6%向上
- ・創造性:15%向上
業務の内容や個々の能力などが違うため全ての条件を合わせることは不可能ですが、それでも自然環境を取り入れたバイオフィリックデザインが、人の精神面によりよい影響を与えるということは想像しやすいのではないでしょうか。
ストレスの軽減
バイオフィリックデザインの空間は、人間が本能的に求めているグリーンや日光など自然とのつながりを感じやすい環境を整えることで、ストレスの軽減につながりやすい状況を作り上げます。
集中力の向上
集中力の向上は、生産性アップはもちろん創造性が高まる効果も期待できるので、思わぬアイデアが生まれるかもしれません。仕事や勉強などで集中した空間が必要な場合や、モチベーションや作業の質が向上しやすい環境に整えたい場合は、バイオフィリックデザインを取り入れたコーディネートに仕上げていくのがおすすめです。
バイオフィリックデザインを取り入れる方法
たとえば見た目にも自然を感じられる観葉植物はもちろん、木材や石など天然素材使ったアイテムを配置していきましょう。またファブリック類もコットンやシルクのような自然由来のものを取り入れるとグッと雰囲気がアップします。そのほかお花やドライフラワーをお部屋のアクセントとして飾るのもおすすめです。合わせてお部屋のレイアウトを変えてみるのもよいかもしれません。
外の景色が見えるようにしたり、窓から太陽の光が入りやすいように家具の配置をしたりしてみてはいかがでしょうか。
バイオフィリックなアイテムを配置する
はじめに家具選びのポイントとして、天然素材を使ったシンプルで上質なデザインのものを選んでいきましょう。たとえばソファなら人工の革ではなくファブリック素材のものを、テーブルや棚は木で作られたアイテムを選ぶとバイオフィックデザインのお部屋らしさが高まります。
合わせてお部屋のアクセントとなるインテリアには、観葉植物やドライフラワー、自然素材の小物を是非取り入れてみてください。コットンやシルクを使ったファブリック、ラタンのバスケットや竹で作られた小物入れなどがバイオフィックデザインのお部屋によく馴染みます。
またバイオフィリックデザインではカラーコーディネートも重要です。白やベージュを基調にグリーンやブラウンを組み合わせて、まるで自然の中にいるような空間に仕上げていきましょう。
まとめ
自然と共存する暮らしバイオフィリックデザインについてご紹介してきました。
バイオフィックデザインは自然を感じさせるコーディネートスタイルで、ストレスの軽減や集中力の向上などさまざまな効果に期待ができます。観葉植物やお花といった植物はもちろん、天然素材のアイテムをふんだんに使用しバイオフィックデザインの空間作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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