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販売サイトを作成する際のおすすめプラットフォーム
しかし、いざネットショップ運営をはじめようと思っても「どんな販売サイトがあるの?」「自分はどの形態の販売サイトを使えばいいか分からない」という方も多いのではないでしょうか? そこで今回は、販売サイトを作成する際のおすすめプラットフォームについて解説していきたいと思います。
プラットフォームとは、あなたが開店しようと考えているネットショップの土台となる部分のことを指します。どうせ開店するならばしっかりとした土台の上にお店を構えたいですよね。販売サイトのプラットフォームには主に以下の4つの種類があります。
- ・ASP
- ・オープンソース
- ・フルスクラッチ
- ・パッケージ
それぞれの特徴やメリット、デメリットも合わせてご紹介していきます。
ASP
自分でネットショップに必要なシステムを構築しようと思ったら、多額の費用と時間が必要になります。
その点ASPを利用すると、決められた機能やシステムの中から自分に合ったサービスを使用することができます。
またASPでは本来必要となるサーバーを自分で用意する必要がありません。
そのため、サーバーの保守や運用といった業務も発生しないため、知識や経験がなくてもネットショップを運営することが可能となります。
提供しているサービス業者には「Makeshop」「カラーミーショップ」などがあります。
メリット
初期費用や月額利用料を無料で提供しているサービス事業者もあり、ネットショップを開設するだけならコストなしでスタートすることができます。
そのほかにも、すぐに始めることができ運用がかんたんなのもASPの特徴です。
事業者がインターネット上に提供しているシステムを利用することができ、インターネット環境とパソコンやスマホがあればすぐにでも始められます。
またサーバーも用意する必要がなく、保守に関する部分もサービス事業者側が行ってくれるため、専門的な知識がなくてもかんたんにネットショップの運営が可能です。
デメリット
決められたテンプレートの中からデザインを選択することになるので、カスタマイズ性が低く自由度がどうしても限られてしまうのです。
そのほかにも、基本的にASPは外部システムとの連携機能は考慮して作られていないため、外部システムとの連携が難しいこともデメリットといえます。
オープンソース
カスタマイズ性が高く、オリジナリティを出しやすいのが大きな特徴で、改造や再配布も基本的に自由です。
無料で配布されているものも多いため、初期費用は抑えられますが、サーバー費用やドメイン取得の費用は別途かかります。
日本で最も普及しているECオープンソースとして「EC-CUBE(イーシーキューブ)」があり、物流や広告などインターネットに留まらずさまざまな領域の組み合わせによって、独自のショッピングプラットフォームを構築することができます。
メリット
機能やデザインも自由にカスタマイズできるため、他のショップとの差別化をはかることが容易です。
さらにオープンソースのサービスでは、追加できる拡張機能がたくさんあります。
そのため時代に合わせたトレンドや、消費者のニーズが変化しても柔軟な対応が可能です。
無料で利用できるものも多く初期費用を押さえられるのもオープンソースのメリットです。
デメリット
見た目をデザインするためのHTMLやCSSの知識をはじめ、Webページに動きをつけるためのJavasciptのスキルなども求められます。
そのほかセキュリティ対策やトラブル対応など、すべて自分でカバーしていく必要があるので、そういったスキルがあるか、または外注で頼めるところがあるかどうかが大きなカギとなります。
加えて、サーバーのレンタル料やドメイン取得費用などの追加コストもかかります。
フルスクラッチ
元々存在するシステム部品や、市販されているパッケージを一切使用することなく、最初から最後まですべて自前で作ります。
今回ご紹介している4つの形態のどれよりもコストや労力が必要です。
初期費用は最低でも数千万円といわれており、開発期間も半年から数年の時間を要するため、資金力や体力がある大企業向けのプラットフォームとなっています。
フルスクラッチの最大の特徴はシステムをすべて内製化でき、常に改善を続けていける点です。
フルスクラッチで運営をしている場合、システムやプログラムに問題が起きた場合も自社のみで素早く対応できます。
ほかのプラットフォームだと、サイトのシステム管理者の対応を待ったり、販売会社などに改修を依頼することになるため時間がかかります。
問題や課題を迅速に解決し、売上を最大化するために、敢えてコストが掛かるフルスクラッチを選択する企業も多く存在します。
メリット
完全オリジナルで作られているため、ほかのプラットフォームでは叶わなかった細かい部分にまで手が届くシステムに仕上げることができます。
またすべて内製化しているため、トラブルや問題が起きた場合でも柔軟に対応できることもメリットでしょう。
デメリット
最初から最後まですべて作ることから、既にあるものを流用して作るのと比較すると、手間もお金も掛かります。
また高い技術力やスキルを持っている人材が必要となります。
システムの保守やトラブル対応、セキュリティ対策などを任せられる人材や外注先の確保が必須です。
パッケージ
商品管理や在庫管理など、ネットショップを運営するにあたって必要となる基本機能はもちろん、デザインの変更や外部システムとの連携、コンテンツの編集機能など多岐に渡ってネットショップを作っていくことができます。
パッケージシステムは自社サーバー、またはどこかに専用のサーバーを確保して構築する方法が一般的でしたが、近年ではクラウド型で提供されるパッケージシステムも増えています。
クラウド型では、カスタマイズ性が高いパッケージシステムの長所を残しつつ、基本機能をクラウドで提供しているのが特徴です。
パッケージシステムを導入するための初期投資やランニングコストは、「ASP」や「オープンソース」と比較すると高いことから、中規模以上のネットショップに向いているといえます。
メリット
加えて、パッケージシステムはカスタマイズの要望を前提としているサービスのため、必要な機能をサイトに追加でき自由度の高いサイトが構築できます。
ソースコードが公開されていないため、第三者にハッキングされる心配もなくセキュリティ面が強いのも大きなポイントです。
デメリット
フルスクラッチほどではないものの、資金力がないと導入が難しいといえます。
また新しい機能やアップデートのなど定期的なメンテナンスが必要となるため、専門の知識やスキルを持っている人材や外注先の確保が欠かせません。
販売サイトを自分で作成するメリットとは?
モール型ECサイトは、モール自体の信頼性が高く、また集客力が強いのが特徴です。
難しい作り込みも必要なく、初心者でも比較的かんたんに作れます。
しかし、出店料やロイヤリティなどのコストや他のショップとの差別化が図りにくいことから長期的に見たときに自社で販売サイトを作成した方が、メリットが大きい場合もあります。
以下に自社で販売サイトを作成するメリットとデメリットを詳しく解説していきます。
メリット①:他社と比較されにくい
楽天市場やAmazonのようなモール型ECサイトでは、競合となるショップが同じモール内に出店をしているので、ユーザーから比較をされやすいのが特徴です。
検索すると同じような商品が並ぶためまずはクリックしてもらい、自社のショップに来てもらわなければなりませんし、ユーザーは商品を実際に見たり触ったりできないことから、商品の良さを伝えるためには商品説明文や商品画像などに力を入れる必要があります。
また、口コミが多く出店歴の長い競合ショップがモール内に存在すると、参入後の集客が難しくなります。
最近では最安値を表示する機能があるECモールも多くあるため、価格競争にも巻き込まれやすくなるでしょう。
その点、自社で販売サイトを作成すると他社と比較される心配が少ないです。
自社サイト内で商品の説明や、イメージを明確に伝えられることは大きなメリットとなります。
メリット②:利益がつくりやすい
多くのモール型ECサイトは出店場所が用意されている代わりに、月額の出店料や販売手数料などを支払う必要があります。
初期段階にかかる費用や手間は少なくてすみますが、モール内でショップを運営していくのに毎月のランニングコストや商品の販売手数料がかかるため思ったように利益があげられなくなってしまうかもしれません。
対して、自社販売サイトならば月額の出店料や販売手数料などは一切発生しません。
商品を販売した分が純粋な利益となるため、余計な経費がかからず利益をつくりやすいです。
またモール型ECサイトのように、競合ショップとの価格競争に巻き込まれるおそれも少ないのも利益をつくりやすい要因といえます。
商品のラインナップが多い場合や、販売数量が多くなる見込みがあるならば、自社販売サイトでのネットショップ運営も視野に入れておきましょう。
メリット③:自社の世界観がつくりやすい
EC型モールサイトと比べると、そのカスタマイズ性の高さ、自由度は比較にならないほど大きくなります。
モールサイトの場合、デザインを少し変えることも困難ですが、自社販売サイトならデザインはもちろん、集客のためのキャンペーンやプロモーションなども自由に実行可能です。
ブランディングがしやすいため、固定客やファンを掴みやすくなります。
これからの時代、ネットショップの競争はますます激化が予想されるため、他のショップと差別化していくことは生き残るために必須になってくるでしょう。
自社の販売サイトを起点にブランド力を高めていくことができれば、差別化が可能となり、たくさんのユーザー訪問に期待ができます。
サイト利用者のニーズの把握した新商品の販売や、意見を反映してサイトを利用しやすくすることで、さらなる発展をしていくことが可能です。
販売サイトを自分で作成するデメリットとは?
ローリスクではじめられるEC型モールサイトと比べると、自社販売サイトはリスクが高くなりがちです。
その中でも以下の2つが大きなデメリットとなり得ます。
- ・販売スタートまでに手間と時間がかかる
- ・不具合やエラーに対応する技術や知識が必要
デメリットとなる内容をあらかじめ把握して、自社販売サイトを本当に作成すべきかを検討していきましょう。
デメリット①:販売スタートまでに手間と時間がかかる
EC型モールサイトならば、かんたんな登録で済むところもあり早ければ数日で販売が開始できますが、販売サイトを作成する場合はそうはいきません。
まずは土台となる販売サイトのデザインや、ユーザーが利用しやすいように機能の調節、エラーのチェックなどをする必要があります。
それ以外にも、商品選定や価格決定、市場調査、集客方法やプロモーションにいたるまでマーケティング全般についても考えておかなければなりません。
サイト構築やコンサルティングなどは外部へアウトソーシングする方法もありますが、こちらも信頼できる相手探しにはある程度の時間と手間が必要です。
販売スタート後も一定期間は、信頼度を上げるのに時間がかかるため、この期間の戦略や資金繰りなどにも注意しておくとよいでしょう。
デメリット②:不具合やエラーに対応する技術や知識が必要
今の時代、特に注意しておかなければならないのがセキュリティ対策です。
たびたびニュースになる個人情報流出のようなセキュリティ被害を出さないためにも、システムの安全性には細心の注意をはらっておきましょう。
万が一、情報漏えいなどのセキュリティトラブルが起きてしまうと、サイト利用者の信頼度が下がるばかりか、最悪の場合には法律上の責任を問われることもあります。
そのほかにも、アップデートやシステムの不具合、日々のエラーにもしっかり対応することがサイト利用者の安心感につながります。
Webサイトにおける知識と技術をもった人材の確保。自社で完結できない場合はアウトソーシングで専門業者に依頼して、トラブルにいつでも対応できる体制を整えておくことが必須です。
まとめ
自分で販売サイトを作った場合、モール型ECサイトと比べると時間やコストは掛かりますが、そのぶん利益がつくりやすいことや、他と差別化が可能でブランディングがしやすいというメリットがあります。
販売サイトを作成するプラットフォームには、導入が比較的なかんたんな「ASP」や、初期費用が抑えられる「オープンソース」などがありました。
中規模以上の販売サイトを検討している場合は、完全オリジナルのサイトが作れる「フルスクラッチ」や、本格的なネットショップ運営できる機能が揃った「パッケージ」などの形態などもおすすめです。
ショップの規模や取り扱うアイテム、確保できる人材を考慮して、自社に合った販売サイトを作成していきましょう。
売れるデザインはシンプルかつ分かりやすく

ネットショップを開店するにあたって、しっかり意識しておきたいのがサイトのデザインです。
サイト内の閲覧のしやすさ、ついクリックしたくなる商品ページなど、サイトのデザインはネットショップを運営する上では切っても切れないものとなります。
それにせっかくならサイトに来てくれたお客様には、「素敵なデザインのお店。また来店したい!」と思ってもらいたいですよね。
しかし、「デザインの勉強なんかしたことない」「わたしにはセンスがない」という悩みを抱える方も多いと思います。
そこでこの記事ではサイトデザインを考える際に気を付けておきたいポイントを解説していきます。
はじめに売れるデザインは、シンプルかつ分かりやすいということが挙げられます。
サイト内がごちゃごちゃしていて、分かりにくかったら、「次回も利用したい」と思ってくれるお客様は当然少なくなってしまいます。
シンプルで、誰が利用してもわかりやすいデザインをまずは考えましょう。
イメージや世界観をくずさない
イメージや世界観というのはサイトそのものだけでなく、取り扱う商品やブランドのイメージと合わせて考えていく必要があります。
もしサイトのデザインがお客様の抱いているイメージと離れていると、訪問したときに違和感を与えてしまうことになります。
例えば、10~20代の女性をターゲットにカワイイ雑貨を取り扱うショップのサイトが、黒を基調としたスタイリッシュなデザインだとターゲットとしている層には受け入れられない可能性が高いです。
デザインに正解というものはありませんが、上記の例だと淡いピンクなどパステルカラーを基調とした見た目にも柔らかいデザインのサイトの方が来訪者が抱くイメージとのマッチ率は高くなります。
またサイト全体を通して統一感を整えてイメージを固めていきましょう。
理由としてサイトが全体のテーマが統一されてなく、スクロールやページを変えるたびにイメージや世界観がくずれてしまっていると、閲覧する側はとても疲れてしまうからです。
邪魔なものはなくす
ネットショップに限りませんが、基本的にごちゃごちゃしていて見づらいデザインのWebサイトは再訪率が低くなります。
みなさまも、サイトを閲覧していて、サイトデザインがごちゃごちゃしていて「見づらい!」と感じてサイトを離脱した経験は一度くらいあるのではないでしょうか。
ネットショップの場合、ブログやニュースなどと違い情報を求めてくるのではないため、サイト内に邪魔なものが多く「見づらいデザイン」だと離脱率が高くなってしまいます。
色々な機能や説明を入れたくなる気持ちはわかりますが、ユーザーの目線に立って本当に必要か?邪魔になってないか?を考え、サイトに良い印象を持っていただく必要があります。
見やすいデザインで「また来たい」と思ってもらうためにも、邪魔なものをなくしてサイト全体のレイアウトを整えていきましょう。
世界観をデザインするときに大事なこと

サイト内でイメージや世界観をデザインする場合にはいくつか押さえておきたいポイントがあります。
自分のショップなので好き勝手にデザインしても問題はありませんが、それではお客様の訪問は期待できません。
お客様に来てもらい、楽しく買い物してもらうためにも以下の3つを踏まえてサイトをデザインしていくのがポイントです。
- ・コンセプト・ターゲットを決める
- ・メインカラーを決める
- ・フォントやサイズ感にも手を抜かない
「どんなショップにしたいのか?」「どんな商品を販売したいのか?」「誰に商品を届けたいのか?」などの視点を持ち、細かい部分まで手を抜かずにサイト全体のデザインやレイアウトを検討していきましょう。
ひとつずつ解説していきます。
コンセプト・ターゲットを決める
- ・どんなショップにしたいのか?
- ・どんな商品を誰に届けたいのか?
上記のポイントを最初にしっかり決めておきましょう。
どんなショップにしたいかを決めておかないと、サイトデザインの方向性を決めることができません。
ショップのコンセプトがしっかりしていることではじめて、打ち出したい世界観をデザインへ反映することが可能となります。
加えて、ターゲットも明確にしておきましょう。
年齢や性別、求めているニーズによって、サイト全体のレイアウトや色合い、文字のサイズを決めることも大切です。
10代と50代をターゲットにするのではサイトデザインは全然違ってくるというのは誰でも想像つくのではないでしょうか。
例えば、仕事を定年して家でゆっくり過ごす60代以上をターゲットとするならば、カラフルな色合いよりも優しいナチュラルカラーを基調とした方が受け入れられますし、文字サイズも大きい方がユーザーにとって利用しやすいサイトになるでしょう。
メインカラーを決める
メインカラーを決めずに多くの色を使ってデザインしてしまうと、サイト全体がゴチャゴチャしてしまいますし、統一感がなくなってしまいます。
メインカラーを1色。アクセントとなる差し色を2、3色使っていくのがサイトデザインの基本です。
メインカラーとして代表的な色が与えるイメージは下記のようになっています。
- 白(ホワイト):清潔感を与える、シャープ
- 黒(ブラック):高級感やダークな印象、スタイリッシュ
- 赤(レッド):活気がありエネルギッシュ、購買意欲を刺激する
- 青(ブルー):クールで直感的、落ち着いた雰囲気
- 黄色(イエロー):明るく無邪気、楽しい印象
- 緑(グリーン):自然と癒し、爽やかさ
サイトのイメージに合わせたメインカラーを選んでいきましょう。
また色だけでなく、明度と彩度といったトーン(色調)をサイト内で揃えていくと統一感が強調されます。
フォントやサイズ感にも手を抜かない
Webサイトに限った話ではありませんが、文字のフォントがところどころ違ったり、サイズがバラバラだったりすると統一感もありませんし、なにより読みにくい文章になってしまいます。
敢えて強調したい部分を太字にしたり色を付けたりするテクニックはありますが、そういった意図がない場合はフォントや文字サイズは合わせるようにしましょう。
イメージしたい世界観を表現するためにはフォント選びも重要です。
資料やレポートなどに使われやすい読ませるフォントもあれば、広告やチラシに利用することが多い見せるフォントもあります。
更にフォントはさまざまな印象を人々に与えます。
シャープでスタイリッシュな印象を与えるものや、丸っこくて可愛らしいイメージのものまでその種類は多岐にわたります。
自分のショップに持たせたい雰囲気に、一番マッチするフォントを選んでデザインしていくとよいでしょう。
ネットショップでのシンプルなデザインとは?

ネットショップのデザインは「シンプルで分かりやすいものが良い」ということをこの記事の冒頭でお話ししました。
では、具体的にシンプルで分かりやすいデザインとはどういったものをいうのでしょうか。
その基本となるのは以下の3つのポイントです。
- ・主役が一目でわかる
- ・文章が簡潔している
- ・記入する項目が少ない
あくまで利用者からみたシンプルなデザインが求められます。
作り手が分かりやすいと思って配置した機能が利用者にとって邪魔になったり、丁寧に詳しく書いた商品説明が読む側からみると分かりにくかったりする場合もあるので注意しておきましょう。
主役が一目でわかる
これは、自分のショップの目玉となる商品や、カテゴリー内でメインとなる商品が一目で分かるようなサイトデザインにしておくことで、ユーザーにイチオシの商品を伝えるのが狙いです。
主役となる商品はどのネットショップでも自信のある商品であることから、まずは訪問したユーザーに知ってもらいましょう。
主役が一目でわかるデザインのポイントとして以下の3つがあります。
- ・商品画像のポイント
- ・行動ボタンの設置
- ・色やサイズで協調
ユーザーがサイトに訪問して、まずは主役の商品を見てもらえるように、ページに誘導するようなデザインにしていきましょう。
商品画像のポイント
商品の画像にこだわることで、本来の商品の良さや魅力を伝えていくことができますし、第一印象が変わってきます。
商品画像によって売上が変わることもあるくらい大切な要素のひとつではないでしょうか。
特にインターネットのお買い物では、商品を実際に手に取ることができないので、商品写真・商品説明文・口コミ・ショップ情報・決済方法などの要素を見た上で、商品を購入するかどうかを検討します。
そのなかでも商品の画像は、色や形、雰囲気などの情報がユーザーにダイレクトに伝わりイメージが湧きやすいのが特徴です。
商品画像では、商品の特徴をとらえることを意識するのがポイントです。
例えば、他社より大きなサイズが特徴なのであればサイズ感が一目でわかるような画像を、色に特徴があるのならば色合いがしっかり伝わるように工夫して画像を用意する必要があります。
行動ボタンの設置
行動ボタンとは、Webサイト上でユーザーを特定の行動に促すためのボタンのことです。
例えばよく見かけるものとして、「今すぐ購入」や「詳細を見る」、「新規登録」や「ログイン」と表記されたものなどが行動ボタンとして挙げられます。
ネットショップの場合、いくらサイトデザインや商品画像が良くても、お客様がこちらの思った通りの行動を取ってくれるとは限りません。
最終的にお客様に取ってほしい行動は「商品を購入してもらう」ことです。
そのためのステップとして、どんな行動を起こして欲しいかをユーザーに明確に伝えることができるのが行動ボタンの特徴です。
中には流し読みしてしまうユーザーも一定数いるため、行動ボタンの設置は必須といえます。
色やサイズで強調
文章内で特に重要となる言葉が太字になっていたり、赤色の文字になって強調されているのを記事やブログなどで見たことがある人も多いのではないでしょうか。
要点というのは、絞り込めば絞り込むほどメッセージが相手に伝わりやすくなります。
そのため全体を同じにするよりも、重要な部分にだけサイズや色を変更させたほうが、ひとつの文章のなかにメリハリが生まれ、伝えたいことをピンポイントで強調することができます。
また強調表現には様々なバリエーションがありますが、よりインパクトを出したい場合は「塗り&白文字」がおすすめです。
文章が簡潔している
実際に商品を見たり触ったりすることができないネットショップでは、商品画像と同じくらい商品説明がとても重要となってきます。
商品の画像だけでは伝わらないサイズ感や使い心地、素材などの詳細な情報を文章で伝えていかなければなりません。
かといって、ダラダラと商品の特徴を書き連ねても、読み手であるユーザーは「買いたい!」という気持ちになってくれません。
では、そのような文章を心掛ければよいのでしょうか?
コツは簡潔な文章で、ベネフィットを伝えていくことです。
読み手の感情を意識し、「この商品を買ったらこんな利益がありますよ」「商品を使うことで素敵なストーリーが生まれるかも」など想像力を刺激することで読み手の購買意欲を高めることができます。
記入する項目が少ない
例えば、商品を気に入っていざ購入しようと思ったら、何ページにもわたって記入する項目があったら途中で買う気をなくしてしまいますよね。
住所や名前など必ず記入してもらう項目もありますが、離脱を避けるためにも記入する項目は最低限に留めておくのが理想的です。
購入時もそうですが、会員登録やメルマガ受付の際も記入する項目をなるべく減らしておきましょう。
興味をもって会員になろうと思ってくれたユーザーの情報やニーズを知りたいのは山々ですが、入力にうんざりして登録をやめてしまっては本末転倒です。
ユーザーの情報やニーズを集めたい場合は、「アンケート回答でクーポンをプレゼント」など、ユーザーにもメリットがある方法でおこなうと、顧客ロイヤルティが高まる効果も期待できおすすめです。
まとめ
売れるネットショップの第一条件は「シンプルかつ分かりやすいデザイン」です。
サイトに訪問するユーザーの立場になり余計な装飾や機能をなくし、まずは利用しやすいサイトを目指しましょう。
そのうえで重要となってくるのが打ち出したい世界観をデザインに反映していくことです。
ネットショップのコンセプトやターゲットを意識して、メインカラーや装飾、フォントなど細部にまでこだわってデザインしていくことで、どこにもない世界でひとつだけのあなたのサイトができあがります。
商品の画像や説明文、購入ボタンをうまく設定し、ユーザーが思わず購入してしまうような仕掛けを取り入れることも忘れないようにしましょう。
ネットショップで売り上げを作る方程式
「ネットショップを運営するからには売り上げを増やしたい!」と思うのは現在ネットショップを運営されている方、またはこれからネットショップの開設を視野に入れている方なら一度は考えることではないでしょうか。
しかし、ただ闇雲に運営するだけではネットショップの売上を増やすことは難しいといえます。
なぜならネットショップの売上げを効果的に増やすためには、現在のショップの状況の把握し今後の課題を明確にしたうえで、どの点を優先的に改善するのかを決定していく必要があるからです。
そこで押さえておきたいのが「売り上げを作る方程式」という考え方です。
最短ルートで売上げを増やすためにも、まずは売上の仕組みを理解していきましょう。
売上=来店数 × 購入率 × 客単価
売上=来店数 × 購入率 × 客単価
この方程式より売上を効率的に増やすためには下記のようなポイントを押さえていくことが重要だといえるでしょう。
- ・自分のショップに来てくれるお客様の人数を増やす
- ・来店したお客様に買ってもらえる確率を上げる
- ・お客様1人あたりの買い物の単価を上げる
また3つの要素の足し算ではなく掛け算で導き出されるため、1つでも数値が低い要素があると売上の最大化が難しくなってしまします。
数値の低い要素の改善をおこない、全体をバランスよく上げていくことが売上アップの近道となるのです。
ネットショップで売れる商品をつくるためのポイント
ネットショップでは、売れる商品をつくるためのポイントがいくつかあります。
というのもネットショップでの買い物では、実店舗と違い商品を実際に見たり触ったりできないことや、普段店頭では見かけないような商品を購入する場合があるからです。
そのためどんな素敵な商品でも、特徴がわかりにくいものや、使用イメージが湧かないものだと売れにくくなってしまします。
では、ネットショップで売れる商品をつくるためには具体的にどんなポイントがあるのでしょうか。
下記の4つのポイントを押さえておくことが有効だといえます。
- ・特徴が一目でわかりやすい
- ・使用イメージがしやすい
- ・在庫が常にある
- ・多くのお客様に認知してもらう
ひとつずつ解説していきます。
特徴が一目でわかりやすい
数ある商品の中からお客様に選んでもらうためには、その商品がどんな商品なのかを知ってもらうことが第一条件です。
実店舗では一目で特徴がわからなくても、商品を手に取ることでどんな商品かを知ってもらえることもありますし、接客により商品の特徴を伝えることができます。
対してネットショップのお買い物では、商品に興味を持ってもらい、まずは商品のページにアクセスしてもらう必要があります。
そのため、詳しい説明などなくとも、一目でわかるような特徴を商品に持たせることがポイントとなります。
使用イメージがしやすい
商品にどんな特徴があるのかはわかったけれど、実際にその商品を使用するイメージが湧かないとお客様は買ってくれません。
実際に手に取って判断することができないため、商品画像や商品説明文などを効果的に使い商品の使用イメージを伝えていくことが必要です。
具体的には、商品画像のなかに実際に使用している写真を用意することや、商品を使いながら説明文を書くことで説得力のある商品ページに仕上がります。
例えば、マットレスで考えてみると大きさや重さはもちろん、寝たときの身体への反発性の画像や、通気性や抗菌性など具体的な説明や数値などを織り込んでいくことで、使っているところをイメージしやすくなります。
多くのお客様に認知してもらう
商品の特徴や使用イメージがわかりやすく、在庫をしっかり用意していてもお客様に知ってもらわないことには、商品を売ることは難しいです。
たくさんの人に知ってもらうためには集客が必要になります。
すぐにでもはじめられる方法では、SEO対策をおこなったWeb集客やブログ、TwitterやインスタグラムなどのSNSの活用などが有効です。
ほかにもインターネット上に広告を出して認知度を向上させる方法もあります。
リスティング広告やディスプレイ広告は有料となりますが、比較的に短期間での認知度向上に期待ができます。
まずは、多くの人に自分のショップの存在を知ってもらいましょう。
ネットショップで売れやすい商品の特徴
基本的にどんな商品でもでも取り扱うことが可能ですが、お客様が求めているものを販売しなければ、売上や利益を出すことができません。
そのためどんなものが売れやすいのかを、あらかじめ知っておくことが重要となります。
また、インターネット販売との相性のよさについても考慮しておきましょう。
例えば、生ものなど鮮度が肝心な商品は、インターネット販売には向いていません。
具体的に売れやすい商品の特徴として以下のようなものがあげられます。
- ・重たい商品
- ・他にない珍しい商品
- ・トレンド商品
- ・プレゼント・ギフト商品
それぞれ解説していきます。
重たい商品
実店舗で買うと持って帰るのが大変な重たい商品は、ネットショップで買うと家まで宅配業者が届けてくれるため売れやすいです。
自家用車を持っていないご家庭や、近隣に店舗がない人々にとって重い物を自宅まで配送してくれるネットショップでの買い物は非常に利便性が高いです。
配送希望日や時間帯の指定も可能であり、いつでも荷物を受け取ることができます。
具体的には、家具や家電などの大きなものから、お米やお酒、ドッグフードなどの日用品などが重たい商品として挙げられます。
他にない珍しい商品
独自性が高いオリジナル商品や、大量生産されていない限定商品などが例として挙げられます。
人には限定や希少と言われると欲しくなるという心理効果がはたらくこともあり、「ここでしか手に入らない」「今の時期しか購入できない」のように希少性が高い商品を取り扱うことができれば、消費者の購買意欲を刺激することができるでしょう。
具体的には、地域限定の特産品や海外限定の商品、デザイナーが手掛けたファッションアイテム、アニメとのコラボ商品などがあります。
加えて、他所では見つからない商品ラインナップを取りそろえることで、ほかののショップとの差別化が可能となるのも大きなポイントです。
トレンド商品
インターネットの検索や、SNSなどを利用していたときに目に入った流行りの商品を欲しくなったことや、買ってしまったことは誰でも一度はあるのではないでしょうか。
これは「バンドワゴン効果」がはたらくために起きる心理効果です。
バンドワゴン効果とは、たくさんの人が選択していることが魅力的に見え、人々からの支持がますます高くなる現象のことです。
そのためSNSの投稿などで流行っているものを見かけると、「みんなが持っているなら自分も欲しい!」と感じる心理が生まれます。
トレンド商品はインターネットで見かけたものをそのまま検索して購入する流れができやすいため、ネットショップで売れやすいという特徴があります。
プレゼント・ギフト商品
プレゼントやギフトは自分で考えてもなかなか思いつきません。
その点ネットショップならば、色々なプレゼントが取り揃えられている中から相手に合ったものを選ぶことができます。
母の日やホワイトデーなどの季節に合った特集が組まれていることや、結婚祝いや出産祝いなどシーンに合ったカテゴリーから探せるのも購入者にとって便利です。
ランキングや実際に受け取った人の口コミを見ながら選ぶこともできます。
加えて、プレゼント・ギフト商品はラッピングや発送までを一括でおこなえることから、ネットショップでの取り扱いにとても相性が良いです。
ネットショップで売れない商品とは?
前回の見出しまでにネットショップで売れやすい商品を見てきました。
それでは逆に、ネットショップで売れない商品とはどういったものなのでしょうか。
売れやすい商品と同じように、どのような商品が売れにくいのかも知っておくとよいでしょう。
知っておくことで商品選びに失敗するリスクを減らすことできます。
ネットショップで売れない商品にはいくつかの理由があります。
そもそもその商品自体がインターネット販売の取り扱いに向いてない場合や他のショップと同じような商材なのに売れない場合、他にも様々なケースが考えられます。
その中でも今回は以下の2点に絞って解説していきます。
- ・お客様のニーズに合っていない商品
- ・お客様に商品の良さが伝わっていない商品
アドバイスも合わせてご紹介していきますので、商品選びの参考にしてみてください。
お客様のニーズに合っていない商品
売れる商品の特徴として、どれも共通してお客様の需要や要望に応えられていることが挙げられます。
例えば、 こんな商品あったらいいのになあ…。商品の〇〇〇の部分が使いやすくなったらいいのになあ…。というような現状使用している商品に対して、ちょっとした不満が隠れている場合があったとします。
こういったお客様の要望を叶えて満足度をあげられる商品がニーズに合っている商品となり購入へとつながりやすくなります。
逆にどんなに素晴らしい商品やアイデアのある商品を開発し製品化したとしても、その商品をお客様が求めていなければ買ってくれません。
では、お客様のニーズに合った商品を販売するためにはどのようなことに注意していけばいいのでしょうか。
アドバイス:ターゲットやペルソナを設定してお客様のニーズに合った商品を販売する
まずはどんな人に向けて商品を売っていくのかというターゲットを具体的にしていくことが重要となります。
ターゲットを具体的に設定しないと、誰に対して商品を売っていくのかが曖昧になるためマーケテイングも難しくなるのです。
マーケテイングが機能しないと、買い手側が「この商品は自分のような人に向けて販売されている」ということにも気づいてもらえなくなるため、結果として売れなくなってしまいます。
商品選定を考える際には、まず誰をターゲットにするのかを明確化しましょう。
ターゲットを更に深掘りしていったものが「ペルソナ」です。
性別や地域、趣味、価値観などをより詳細に設定していきます。
より詳細なペルソナを設定していくことで、具体的なニーズを把握ができ効果的なアプローチが可能となるのです。
お客様に商品の良さが伝わっていない商品
売り手側がどれだけ良い商品だと思っていても、買い手に伝わらなければ商品が売れることはありません。
たとえ高性能でコストパフォーマンスが良い商品でも、それを買うことで自分にとってメリットがわからない商品は買う気が起きないでしょう。
まずは買い手に「商品を購入することで得られる結果はなにか?」を明確にしてあげる必要があります。
商品を購入した後のイメージができて、はじめて買い手は商品に興味を持つようになるのです。
買い手は商品を使うことで得られる結果を求めて買い物をします。
売り手はついつい商品の機能ばかりを伝えがちですが、本当に買い手が求めているのはその商品を購入することで得られる結果。「買ったらこんな結果がうまれる」「この商品を使うとこんなメリットがある」という部分なのです。
アドバイス:商品特徴を明確にして良くなるイメージをもたせる
商品の良さを知ってもらうためには、商品特徴を明確にして良くなるイメージをお客様に持ってもらわなければなりません。
あくまで買い手は「良い商品」が欲しいのではなく「商品を使うことで得られる良い結果」を望んでいます。
例えば
- ・その洋服が欲しいのではなく、その洋服を着てワクワクしている自分が欲しい
- ・カメラが欲しいのではなく、そのカメラを使って色んな風景を取りに行く時間が欲しい
などを考えてみてください。 商品そのものの機能や特徴を並べるだけではなく、購入した後のイメージを持たせることが商品の良さを知ってもらうには重要となってきます。
ターゲットが望む結果をサポートする要素を商品に組み込むことで売れる商品へと近づいていくのです。
まとめ
そのためにはまず、売上の要素となる「来店数」「購入率」「客単価」を意識することからはじめましょう。
どれかひとつだけに力を入れるのではなく、弱い要素を改善してバランスよく伸ばして効率的に売上を増やしていくことが理想です。
またネットショップで売れる商品を取り扱っていくこともネットショップ運営を成功させるためのポイントです。
特徴がわかりやすいものや、使用しているイメージがしやすい商品で多くの人に認知してもらうのが望ましいといえます。
実店舗で買うと持ち運びが不便な重い商品や、他には置いてない珍しい商品などネットショップならではの売れやすい商品もあります。
お客様のニーズを把握し商品の良さを伝えていくことで安定したネットショップ運営を目指していきましょう。
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