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【トレンド発掘隊】2022年インテリアトレンドカラー

2022年のトレンドカラー

毎年、「PANTONE」と「JAFCA(一般社団法人 日本流行色協会)」という2つの組織によって発表されているインテリアトレンドカラーをご存じでしょうか?

2022年のトレンドカラーとして選ばれたのは、以下の2つになります。

■ ヴェリー・ペリ(Very Peri)
■ ジョリー・コーラル(Jolly Coral)

PANTONEが2022年の流行色(カラー・オブ・ザ・イヤー2022)として選んだのは、新色の「ヴェリー・ペリ」。淡くて爽やかなパープルカラーです。

PANTONEは、世界的な色見本帳を出している企業であり、アパレルを筆頭に美容やインテリアなど、あらゆる業界をサポートしています。
PANTONEの色見本帳「パントン・プラス・シリーズ」は、製品の色を決定する際のヒントやアイデアとして、あらゆる業界で利用されています。

JAFCAは2022年のトレンドカラーとしオレンジをベースとした、優しい蛍光色カラー「ジョリー・コーラル」を発表しました。
JAFCAは公式サイトで、ジョリー・コーラルを 「長く沈み停滞していた心にふわっと光が差すような鮮やかで軽い色、疲れた心身にビタミンと喜びをチャージしてくれる色」と表現しています。

(参考:JAFCA | 一般社団法人日本流行色協会 | Color Column

ヴェリー・ペリ・パープル

PANTONEが2022年の流行色(カラー・オブ・ザ・イヤー2022)として選んだ、「ヴェリー・ペリ(Very Peri)」について詳しく解説していきます。

あまり馴染みのないカラー名ですが、公式サイトでは「活気のある赤紫の色味を帯びたダイナミックで紫がかった淡いブルーの新色、PANTONE® 17-3938 Very Peri」と、この色のことを発表しています。

また、PANTONE公式ホームページでは、ヴェリー・ペリを次のようにも表現しています。

  • ●元気を与える新しさの素
  • ●探究的で興味をそそる色
  • ●創造的精神を活気づける色
  • ●屈託のない自信と大胆な好奇心を示す
  • ●グローバルな時代精神と 私たちが経ている変遷の象徴
  • ●ブルーの持つ誠実さと不変性、レッドの持つエネルギーと興奮を融合させた、最も幸せで暖かいブルーの色合い

ベリー・ペリはアパレルや美容、インテリア各分野にて広大な可能性を示すとPANTONEは語っています。

アパレルやファッション雑貨の分野ではその気まぐれさで、予測不可能なカラー・ハーモニで独特の外観を帯びることが可能に、美容分野では目元やネイル、髪の毛にいたるまできらびやかさからくすみまで、さまざまな仕上げを施すことができると予想されます。
(参考:パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー 2022

インテリアにポップさと彩りを与えてくれる新色カラー

ヴェリー・ペリは室内装飾や、インテリアデザインで用いることにも期待されています。

PANTONEによると、「ベリー・ペリは遊び心のある新鮮な感覚をホーム・インテリアにもたらし、普段とは違うカラー・コンビネーションで空間を活気づけることができる」と解説しています。

さらには新しいものを作り上げる好奇心を刺激し多面的な色合いが表現可能なヴェリー・ペリは、さまざまな素材や質感、仕上げにも適しており、塗り壁や部屋のアクセントとなる家具やインテリアに使うことで、パターンの中にも魅力的で目を引くアイテムとしての役目を果たし、ポップな彩りを与えるとも掲載しています。

赤みを帯びた淡いブルカラーは、お部屋をお洒落でミステリアス、そして彩リ豊かな雰囲気にすることができます。

その一方でヴェリー・ペリのような紫色はアジサイや藤の花など、日本人にとって親しみやすいイメージもあります。
組み合わせ次第では、ポップさの中にも優しさと落ち着きを兼ね備えた空間を作り出すことも可能になるのではないでしょうか。

変革期を象徴するカラー

ヴェリー・ペリは変革期を象徴するカラーという表現もされています。

20年以上続くパントン・カラー・オブ・ザ・イヤーの歴史の中で、新色が作られるのは今回が始めてのことでした。
パントン・カラー・インスティテュートのヴァイスプレジデントであるローリー・プレスマン氏は、「新色を作ることは、世界的に変革や革新が起こっていることを反映している」と語っています。

加えて「社会の中でカラーを使った表現は重要なコミュニケーションのひとつであり、アイデアや感情を表現することで人を惹きつけることや、人と人を繋ぐことが可能である。ヴェリー・ペリが表現する複雑な色味は、私たちの前に大きな可能性があるのではないか」という主張をしています。

インターネットやAIなどデジタルと現実が密接に融合し、価値観や基準が変わりつつある現代社会の中で、新しい色が巻き起こす可能性を探るPANTONEの新たな挑戦ともいえるでしょう。

最先端のデジタル感も無ければ、古いノスタルジー感も無い「ヴェリー・ペリ」というひとつの新しい色がトレンドカラーとして選ばれることで、インテリアやアパレルなど各分野の中で可能性を広げていくことが期待されます。

柔らかい空間づくりを楽しむ

Color Design Firm代表でインテリアデザイナーの網村眞弓さんによると、ヴェリー・ペリの表現するパープルカラーは同じパープルでも柔らかく、フラッフィーな(ふわふわ感のある)質感があり新しさを感じると語っています。
(参考:カラー・オブ・ザ・イヤー2022は「ヴェリー・ペリ」 | Color Design Firm カラーデザインファーム

ベリー・ペリのような淡い紫はクリエイティブ精神を刺激します。

組合せにより表情のかわるユニークな色でもあるので、ポップさやミステリアスと組み合わせながら柔らかい空間づくりを楽しむのもよいでしょう。
高貴なイメージもあるヴェリー・ペリですが、カーテンに採用するのであれば単色、または相性のよいグレーと合わせたツートンカラーがおすすめです。
光あふれる部屋に住むというスタイルが定番となっていますが、ヴェリー・ペリのようなパープルカラーのカーテンや壁紙を使用することで、意図的に明るさを抑えた落ち着きのある柔らかい空間が生まれます。

まとめ

PANTONEが2022年のトレンドカラーに選んだ「ヴェリー・ペリ」は、ブルーの誠実さとレッドの持つエネルギーを兼ね備え「最も幸せで暖かいブルー」と表現されています。

PANTONEはヴェリー・ペリ」を発表するにあたり、変革期を象徴するカラーとしてインテリアやファッションなどあらゆる分野での可能性を広げる色として期待を込めました。
ヴェリー・ペリのような淡い紫はクリエイティブ精神を刺激することもあり、インテリアへの取入れ方や、空間づくりのアイデアにも幅が広がるでしょう。

今年のトレンドカラーを使い、是非自分好みの部屋を作ってみてください。

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