Contents
- 1 ドロップシッピングとは?
- 2 アフィリエイトやネットショップとどう違うのか?
- 3 ドロップシッピングのメリット
- 4 ドロップシッピングのデメリット
- 5 ドロップシッピングの始め方
- 6 始める際の注意点
- 7 まとめ
- 8 ネットショップの仕入れ方法の基本
- 9 ネットショップでの仕入れの流れ
- 10 ネットショップの仕入れ商品の選定
- 11 ネットショップで開業したい人におすすめの仕入れサイト
- 12 自社のショップのコンセプトやターゲットを再確認
- 13 どんな商品を買い付けするかは自社の売れ筋商品から学ぶ
- 14 商品を買い付けするところを決める
- 15 買い付けする前にお取引を申し込む
- 16 商品を買い付けたら販売する
- 17 まとめ
ドロップシッピングとは?
ビジネスオーナーはインターネット上にショップを開設し、顧客から注文を受けた商品はメーカーへ卸売業者から直接発送される仕組みとなっています。
売上金額から、仕入れ額と必要経費を差し引いた金額がドロップシッピングのショップの利益です。
ドロップシッピングの魅力は、ショップオーナーが仕入れ費用の負担や在庫過剰のリスクを負う必要がないことです。
また、販売する商品を取り扱うメーカーや卸売業者は、手間を掛けずにインターネット上で販路を拡大できるメリットがあります。
商品の売り手と作り手の双方がwin-winの関係を築けるのが、ドロップシッピングの大きな特徴です。
アフィリエイトやネットショップとどう違うのか?
アフィリエイトとの違い
DSP(ドロップシッピング・サービス・プロバイダー)とは、ショップオーナーと卸売業者を仲介してドロップシッピングが行えるサービスを提供する業者のことです。
アフィリエイトでもASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)と契約して提供される商品を販売しますが、両者が明確に違うのは報酬が発生する仕組みです。
アフィリエイトでは販売したい商品をブログなどで宣伝し、リンクをクリックした人が購入することでオーナーに成功報酬として手数料が支払われます。(ワンクリック当たり何円という報酬制度もあり)
一方、ドロップシッピングでは、オーナーがネットショップを持ち、宣伝と受注サイトの管理まで担当します。
ショップオーナーは自分で商品の利幅を決められ、ショップに並べる商品の見せ方をアレンジ可能です。
そして、売上から仕入れ費用と必要経費を差し引いた金額が利益として支払われます。
一般的なネットショップとの違い
ドロップシッピングでは、ネットショップや商品の宣伝、受注、サイト管理だけを担当します。DSPを利用している場合は、ネットショップ内で商品の入れ替えなども行います。
顧客からの問い合わせに対応するのはDSPやメーカー側、商品が発注に対して発送作業を行うのはメーカーや卸売業者側です。
一方、一般的なネットショップでは、ショップオーナーが商品やサイトの宣伝、受注だけではなく、商品の発送、問い合わせ対応、請求、仕入、検品など、ショップ運営に関するすべての業務を行う必要があります。
そのため、運営に係る業務量が多くなりやすいのが特徴です。
ドロップシッピングのメリット
- ・在庫を持つ必要がない
- ・低コストでビジネスを始められる
- ・販売のみに集中できる
- ・時間や場所を選ばずに作業ができる
在庫を持つ必要がない
ドロップシッピングでは商品の発送を卸売業者またはメーカーが行うため、ショップオーナーが在庫を確保する必要がありません。
一般的なネットショップや店舗では、在庫を持ってビジネスを行うため、在庫管理が必要になったり、不良在庫を抱えたりするケースがあります。
ドロップシッピングでは、在庫管理や不良在庫の心配をする必要がありません。
低コストでビジネスを始められる
ドロップシッピングでは仕入れ在庫に投資する必要がありません。そのため、一般的なネットショップと比較して低予算でショップをオープンさせられます。
一方、一般的なネットショップでは、販売する商品を仕入れる必要があり、まとまった資金が必要になる他、商品が売れずに赤字になるケースがあります。
少ない予算でビジネスを始められ、万が一廃業する場合でもリスクが少ないというのは、ドロップシッピングの魅力の一つです。
販売のみに集中できる
ドロップシッピングでは、メーカーや卸売業者が購入者への発送作業を行ってくれる上、複数の業務を自動化して手間を省くことも可能です。
一般的なネットショップで必要な在庫管理・商品の梱包・発送作業・顧客対応などを行う必要が一切ないため、商品の販売のみに注力できます。
また、空いた時間をマーケティングや商品の宣伝、他のビジネスの運用などに充てられるのも大きいでしょう。
時間や場所を選ばずに作業ができる
ドロップシッピングは、パソコン1台で簡単にビジネスを始めたり、運用したりできます。
また、先述しているように、ドロップシッピングでは在庫を保有したり、梱包作業や配送の手続きをしたりする必要はありません。
つまり、在庫の保有、梱包や配送を行うためのスペースを確保する必要もないのです。
また、商品の選定や制作、ショップやブログでの宣伝などは自分の好きな時間に作業ができます。
自分のペースを大切にしてビジネスがしたい人にとっては大きな魅力といえるでしょう。
ドロップシッピングのデメリット
- ・価格競争が激しく利幅が小さい
- ・仕入れ価格が決まっているため販売する技術が必要になる
- ・売れる商品を見極めるのが難しい
- ・売りたい商品が売れないことがある
一つずつ見ていきましょう
価格競争が激しく利幅が小さい
ネットショップはかなり多いため、戦略性を持ってショップを運営しないと大きな収益は見込めません。
ドロップシッピングでは販売価格をオーナーが自由に設定できますが、顧客はさまざまなサイトの販売価格を比較して低価格な商品を探す傾向にあります。
ネットショップでは、利幅が小さくなるケースが多いことを覚えておきましょう。
仕入れ価格が決まっているため販売する技術が必要になる
販売価格を低く設定すると、商品は売れやすくなりますが、利益が少なくなるため、ビジネスとして成立しない可能性があります。
ドロップシッピングでは価格勝負が難しいため、サービスの質の向上や商品選定への注力、集客方法の工夫など、販売するための技術が求められることを理解しておきましょう。
売れる商品を見極めるのが難しい
売れる商品を見極めるのは、それだけ難しいことなのです。
顧客のニーズを把握できれば商品選定がしやすくなりますが、初めのうちはどのような商品にニーズがあるのかテストをして様子を見る必要があるでしょう。
また、ドロップシッピングでは見たことや使ったことがない商品を販売するケースもあり、売れる商品かどうかを判断するために自分で購入して確かめるケースもあります。
売りたい商品が売れないことがある
DPS業者や提携企業が扱う商品でも、人気が高ければ在庫切れを起こす可能性があります。
ドロップシッピングでは、売りたい商品が売れないケースが発生することを理解しておきましょう。
ドロップシッピングの始め方
ドロップシッピングを始める手順は下記のとおりです。
- 1.DSPに登録する
- 2.ネットショップを開設する
- 3.販売する商品を選択する
- 4.ネットショップの集客を行う
- 5.商品を発送する
DSPに登録する
企業と提携する方法もありますが、未経験の場合は提携してもらえる可能性はかなり低いため、DPS業者と契約するケースが多いです。
DSPとはネットショップのオーナーと、販路を探しているメーカーや卸売業者の仲介サービスを提供しています。代表的なDSP業者には下記のものがあります。
- ・TopSeller(トップセラー)
- ・SHOUZAIOH(商材王)
- ・FreakOut(フリークアウト)
- ・MicroAd BLADE(マイクロアド・ブレイド)
- ・ディスプレイ&ビデオ360
- ・MarketOne(マーケットワン)
- ・ByPass(バイパス)
- ・Logicad(ロジキャド)など
DSP業者によって特徴や強みが異なるので、自分の目的に合ったDSP業者を選択して登録するのが重要です。
ネットショップを開設する
- ・マーケットプレイス型(モール型)
- ・ASPカート型
マーケットプレイス型は、知名度の高いインターネット上のショッピングモール(楽天やAmazonなど)に出店するタイプのネットショップです。集客がしやすく、ショップデザインに工数が掛からないため簡単に開業できやすいメリットがあります。
一方、ショップを構えるための手数料コストや運用コストが高く、モールの規制によって店舗の自由度が制限されやすいのがデメリットです。
ASPカート型は自社のWebサイト内にショッピングページを作るタイプのネットショップです。ASPカートというショッピングカート機能を使うことで、オリジナル性やデザイン性の高いショップを作ることができ、低額で利用できるサービスが多いのが特徴です。
一方、Amazonや楽天などのモールと比較して知名度が低いため、集客に工夫が必要になるでしょう。
販売する商品を選択する
商品によって売れやすい・売れにくい時期があるため、DSPのサポートなどを利用して旬の商品や売れやすい商品を見出すことが大切です。
新商品や季節のイベントに関連した商品は比較的売れやすいといわれています。
ネットショップの集客を行う
TwitterやInstagramなどのSNSは無料で利用できる他、テキストや写真を投稿しやすいため、ショップや商品の宣伝に使いやすいでしょう。
また、ブログやリスティング広告、口コミなどで集客する方法もありますが、コストを抑えてスタートしたいのであれば無料で利用できるものを選択して宣伝を始めるといいでしょう。
商品を発送する
DSP経由で注文を受けたメーカーや卸売業者が、ショップでの購入者に商品を発送します。
DSP業者によっては、納品書や請求書の作成・発送をショップオーナーが行うように決めていることもあるため、事前の確認が必要です。
始める際の注意点
- ・宣伝のノウハウを習得しないと集客は難しい
- ・商品の入れ替わりが激しい
- ・在庫切れのリスクがある
宣伝のノウハウを習得しないと集客は難しい
ブログやSNS、Webサイトなどで商品の魅力を宣伝したり、ユーザーを惹きつけるキャンペーンやプロモーションなどを行ったりするなど、購入につながるアプローチを考えることが重要です。
実店舗での販売と同じく、競合ショップの運営方法を分析し、自社の運営に活かす方法を勉強する必要があるでしょう。
商品の入れ替わりが激しい
DSPから提供されるのは、メーカーや卸売業者が取り扱う商品です。人気がなく取り扱いがなくなったり、廃盤になったり、商品が売り切れになったりしたときは、別の商品に入れ替える必要があります。
ショップに掲載する商品を変更する作業が頻繁に発生することを理解しておきましょう。
在庫切れのリスクがある
人気の高い商品ほど多くのショップに掲載されます。特に大手のDSPサービスは利用者も多いため、常に在庫切れのリスクがあると理解しておくべきでしょう。
状況次第ではメーカーや卸売業者が発送できず、納期に間に合わない可能性もあるので、在庫状況を確認して商品を紹介したり、商品を入れ替えたりするなどの工夫が必要になります。
まとめ
ドロップシッピングは在庫を持たずにネットショップの運営ができるため、低コストでビジネスを始めたい方や、ネットショップ運営の負担を軽減したい方に向いている方法です。
あなたのビジネスの選択肢にドロップシッピングを加えてみてはいかがでしょうか?
ネットショップの仕入れ方法の基本
ネットショップで商品を仕入れる方法としては以下のようなものがあります。
- ・ネットで仕入れサイトから注文
- ・メーカーや生産者から直接仕入れる
- ・卸問屋から仕入れる
- ・展示会で買い付ける
- ・ドロップシッピングの活用
最も一般的な方法は仕入れサイトを使用することです。
簡単に仕入れが行えるというのがメリットですが、誰でも仕入れが可能なため他のショップと差別化が難しくなりやすいというデメリットもあります。
それぞれの仕入れ方法のメリット・デメリットを把握して自分の店に合った仕入れ方法を選定していくことが重要となるでしょう。
ネットショップでの仕入れの流れ
- ① ネットショップのコンセプトを決める
- ② ターゲットを明確にして、販売する商品の決定
- ③ 仕入れ先・仕入れ方法の選定→実際に商品の仕入れ
- ④ 次回の仕入れの量やタイミングを検討する
仕入れ先の選定の際には価格や品質以外にも、納期が確実に間に合うか、問い合わせの対応やスピードには問題がないか、という部分も確認しておくことが大事です。
加えて仕入れ先を1つに絞ると発注業務などは楽になりますが、万が一のトラブルの時には商品が全く届かないというリスクがあることも念頭に置いておきましょう。
一般的にはリスク分散のためにも複数の仕入れ先を確保しておくことが望ましいとされています。
ネットショップの仕入れ商品の選定
数あるショップの中からお客様に買ってもらうにはどんな商品をお店に並べればいいのでしょうか?
まず考えなければいけないのは、あなたの店を訪れたお客様は「何を求めているのか?」です。
自分の店はどんな人物をターゲットにしていて、そのターゲットが欲しがる商品はどんなものなのかを考えなければなりません。
例えば靴をひとつ売ると考えても、ショップを訪れた人物が男性なのか女性なのか、年齢はいくつくらいなのか、どんな場面で履くつもりなのかによっても、求めているものが変わってくるでしょう。
見込み客が「このショップ良さそうだな」と訪れてくれたにも関わらず、求めていた商品がなかったら販売には至りません。
ターゲットが欲しい商品を明確にすることで一貫性のあるショップになり、販売やリピーターの獲得が見込めるようになります。
成功する仕入れとは?
仕入れた商品が見込んだ数より売れず在庫になってしまっていたり、利益が出ていない場合は成功とは呼べません。
そのためには自分のショップのターゲットに合った品揃えはもちろん、他のショップとは差別化した商品の取り扱いも必要となってきます。
またネットショップの特徴として「配達業者が家まで運んでくれる」「買ったものが外側からわからない」などがあります。
この特徴を利用して、サイズの大きい商品や重い商品、地域限定商品、実店舗では買いにくい商品などを商品ラインナップにいれるのも良いでしょう。
失敗する仕入れとは?
成功する仕入れの逆となりますが、見込んだ量が売れず在庫過多になってしまっていることや、ショップの収益性が悪いことをいいます。
失敗する仕入れの特徴として、自分のショップに訪れたお客様のニーズを把握できておらず販売機会を逃していることや、一貫性がなく何のお店かわかりづらいこと、ありきたりな商品しか取り扱っておらずショップ自体に魅力がないなどが考えられます。
また、トレンド品や季節品を取り扱う場合も注意が必要です。
旬の商品という理由で仕入れても、販売する頃には売れにくくなってしまっている可能性もあります。
季節物やトレンド品などを取り扱う場合は流行期間にも気を配りましょう。
ネットショップで開業したい人におすすめの仕入れサイト
NETSEA(ネッシー)
NETSEA(ネッシー)は国内最大級ともいわれており、現在25万人以上が利用しているサービスです。
アパレルから家具・ファッション雑貨まで幅広いジャンルの商品の取り扱いがあるだけでなく、入会金や月額費用が無料なことから誰でも簡単に利用することが可能となっています。
SUPER DELIVERY(スーパーデリバリー)
3000以上の企業が140万点以上の商品を取り扱っており、あらゆる業種に対応しています。
月額2,000円が掛かりますが、他にはない商品ラインナップに加え、オンライン展示会や送料無料のキャンペーンなども行っているのは魅力のひとつになっています。
卸の達人
売れ筋の美容やダイエット、健康食品を簡単に仕入れることができます。
登録料や月会費が無料で、ポイントが貯まり使えることや便利な直送サービスがあることが特徴です。
どれも実際に商品を仕入れて自分のショップで販売する方式なので、在庫を持ちながら運営するネットショップ向けの仕入れサイトになっています。
仕入れに失敗するとその後大きな利益損失にもつながる可能性があります。そうならないためにも、今回は仕入れする前に知っておくべきポイントや注意点についてご紹介してきます!
自社のショップのコンセプトやターゲットを再確認
それは、商品の仕入れに失敗してしまうと利益が出にくく、大量の売れない在庫を抱えてしまうことになるからです。
仕入れを成功させるために、いま一度確認しておきたいのが自分のショップが打ち出しているコンセプトや狙いにしているターゲットです。
どんな素敵な商品を仕入れたとしても、コンセプトやターゲットがズレていると売るのが難しくなります。
例えば、「大人可愛い部屋をつくろう」をコンセプトに、10~20代の女性をターゲットにしているネットショップが、和室に合う伝統の工芸品などを仕入れても売るのが難しいというのは想像しやすいのではないでしょうか。
上記の例はすこし大袈裟ですが、季節の商品やトレンドの商品など「なんか売れそうだから」という理由で仕入れをおこなってしまうのは失敗の原因になります。
仕入れる前にコンセプトやターゲットを再確認し、自分の店に合った商品を買い付けるようにしましょう。
どんな商品を買い付けするかは自社の売れ筋商品から学ぶ
実は仕入れるべき商品のヒントは自分のショップのデータにこそ隠されているのです。まずは、過去の売上データなどから自分のショップの売れ筋商品を探してみましょう。
売れ筋商品を見つけたら「なぜその商品が売れたのか?」を考えていきます。
売れる商品にはなにかしらの理由があるのです。
ショップがターゲットとしているお客様のニーズと合った商品だったため売れたケースもあれば、季節を先取りした商品で時期的に売れた場合もあります。
今までは売れ行きが好調だった商品が、急に売れなくなっているというケースも中にはあるでしょう。
自社のデータの中には、他所からは入手できないお客様のデータが詰まっています。 そこを分析することによってニーズを拾い上げ、仕入れる商品を見つけていきましょう。
自社の売れ筋商品を知る
自社の売れ筋商品には、今まで購入してくれたお客様の求めているものやニーズが隠れています。
市場やトレンドなどを分析することももちろん大事ですが、まずは自分のショップの分析から行うのがポイントです。
例えば、他のショップではあまり売れていないような商品がなぜか自分のショップでは売れ筋であったり、全体的な販売数こそ少ないけれど安定的に売れている商品などが見つかるかもしれません。
こういったデータは外部を探せば誰でもかんたんに見つけられる2次データと違い、自分のショップでしか見つけることができません。
そのためとても貴重であり、運営する上で有効なデータとなり得るのです。
外部のデータだけに頼るのではなく、自分のショップのこともよく知っておくことが大切です。
なぜその商品が売れたのか仮説を立てる
売れ筋の商品があるからといって、とりあえず仕入れていてはいつまでたっても顧客のニーズを掴むことができませんし、先月まで売れていた商品が今月急に売れなくなったという状況も起きかねません。売れている商品には何かしらの理由が隠れているからです。
その理由を100%解明することは難しいかもしれませんが、分析し仮説を立てることで顧客の求めているニーズを拾い上げることや、売れそうな商品を絞り込むことは十分可能です。
例えば、自分のショップでは「季節に合わせた商品がよく売れる」という仮説を立てることができた場合、仕入れをするときに季節ならではの商品を選択し売れ筋を作ることができます。
それに加え、シーズンの切り替え時期などには、もうすぐ季節が終わりそうな商品の仕入れをおこなわないことで余計な在庫を回避することも可能になるでしょう。
ショップを訪れる人がどんな期待を持っているのか仮説を立て、ターゲットが欲しがっている商品を取り揃えていくことが仕入れ成功の秘訣です。
商品を買い付けするところを決める
ネットショップの主な仕入れ方法には以下のようなものがあります。
- ・インターネットの仕入れサイトを利用する
- ・卸問屋から商品を仕入れる
- ・展示会やイベントに参加する
- ・クリエイターやメーカーから直接仕入れる
- ・海外現地に行って仕入れ先を探す
- ・海外の輸入サイトから仕入れをおこなう
- ・ドロップシッピングの活用
- ・自社でオリジナル商品を開発する
最もオーソドックスな方法はインターネット上の仕入れサイトや卸問屋から商品を仕入れる方法です。
それぞれ特徴があり、例えば仕入れサイトを利用する場合では、かんたんに仕入れができるというメリットがありますが、誰でも同じ商品を仕入れ可能なため他のショップとの差別化が難しくなりやすいというデメリットがあります。
あまり聞き慣れないのは「ドロップシッピング」という言葉ではないでしょうか。
ドロップシッピングとは、注文が入った場合のみ仕入れ先から商品を直送してもらうこと方法です。
自分で在庫を抱える必要がないのが大きな特徴です。
買い付けする前にお取引を申し込む
インターネットの仕入れサイトや海外の輸入サイトを利用する方法では、サイトに登録するだけで取引ができるようになりますが、そのほかの仕入れ方法ではそうはいきません。
たとえば卸問屋から商品を仕入れる場合、中には独自の販売ルールを設けているところもあるので、事前に確認しておくのがよいでしょう。
そのほかにも展示会に足を運んで仕入れ先を探す方法や、直接クリエイターやメーカーに交渉する方法があります。
上記の場合、仕入れ交渉がうまくいくと、本来発生するはずの仲介手数料などのコストをカットできるため、通常より安く仕入れることが可能となります。
交渉の際は単に商品の仕入れ可能かだけでなく、自分のショップの規模や形態などを一緒に伝えると、取引相手が対応しやすくなります。
商品を買い付けたら販売する
仕入れたものにキズや汚れはないかなど、しっかり検品したら商品をショップに登録していきましょう。
登録する際に特に気を付けおきたいのは、商品画像と商品の説明文です。
ネットショップでは実際に商品を見たり触ったりできないことから、商品のイメージをいかに伝えられるかが重要になってきます。
どんなに素敵な商品でも、商品画像がぼやけていたり、説明文を読んでベネフィットを感じることができなかったらお客様は購入してくれません。
商品画像で足りない説明があれば、商品説明で追加するよう心がけましょう。
逆に、商品説明で足りない部分は画像で補足する。このようにお互いを補い合うことでいい商品説明につながります。
まとめ
まずは自分のショップのコンセプトやターゲットを再確認してみましょう。
さらに自分のショップの売れ筋商品を知るのも仕入れ成功のための大きなポイントです。
自分の店の購入履歴にはお客様のニーズが詰まっているため、お客様の購入履歴から「なにが売れているのか?」「どうしてそれが売れているのか?」をしっかり分析し仮説を立てることで、自分のショップで何が売れるのかが見えてくるはずです。
販売したい商品が決まったら様々な仕入れ方法を検討し仕入れ先の確保も必須です。
それぞれ取引成立までの手順や取引のルールが違うため、自分が仕入れたい商品に合った仕入れ方法を選択していくことが重要となります。