とはいえ、ひと口にパソコンといっても選択肢が多過ぎて「どれを選ぶべきか迷う」と悩まれる方が多いのではないでしょうか。決して安い買い物ではないので、慎重に選びたいはず。
そこでネットショップ開業に向けてパソコンを新調したいと考えている方に向けて、パソコンの選び方を解説します。ネットショップ運営のための選び方なので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
デスクトップとノートパソコンどちらが良いか?
デスクトップのメリット
なにより同じスペックのノートパソコンよりも、比較的安い傾向にあります。価格面で購入しやすいのがポイントです。 持ち出せないため作業スペースは固定になりますが「サクサク進めたい」「ショップ運営以外にも使用する」「大画面で作業したい」などの場合におすすめです。
ノートパソコンのメリット
他には気分を変えて作業したい場合に、コワーキングスペースやカフェなどへ気軽に持って行けるのもポイントです。またコンパクトなため、作業スペースの場所を取らないので、自宅など限られたスペースで作業する場合でも導入しやすくなっています。
反面、画面が小さく編集作業しにくくなる場合も。比較的画面サイズの大きなノートパソコンを選ぶか、外付けディスプレイを使用するなどの対策が必要となります。「気分によって作業スペースを変更したい」「野外での撮影や打ち合わせの可能性がある」「コンパクトな方が良い」などの場合はノートパソコンがおすすめです。
WindowsとMacどちらのOSが良いか?
Windowsは2022年7月の時点で国内シェア率が70%を超えており、ほとんどのパソコンユーザーがWindowsを使用しています。そのためMacだと使用できない管理画面やソフトなどもあるため、不便に感じるかもしれません。もし使いたいECプラットフォームやソフトなどの候補があるのであれば、対応OSを事前に確認しておくようにしましょう。
OSが異なると操作性も大きく異なるので、慣れているOSを選ぶのも一つの手です。
ネットショップを開業する際に必要なパソコンスペックは?
ただし利用するソフトが稼働が十分に稼働できるかどうかは、確認しておきましょう。
例えば写真加工ソフトの「Photoshop」の推奨スペックを満たしておくと、クオリティの高い商品画像を作成できます。
Windowsの場合であれば、以下のようなスペックが必要です。
最小 | おすすめ | |
プロセッサー | 64ビットをサポートしている Intel または AMDマルチコアプロセッサー(SSE 4.2 以降の 2 GHz 以上のプロセッサー) | |
OS | Windows10 64 ビット(バージョン 1909)以降 | |
RAM | 8GB | 16GB以上 |
グラフィックカード | ●DirectX12をサポートしているGPU ●1.5GBのGPUメモリ |
●DirectX12をサポートしているGPU ●4K以上のディスプレイの場合は4GBの GPUメモリ ●7年未満のGPU |
モニターの解像度 | 1280 x 800のディスプレイ | 1920 x 1080以上のディスプレイ |
ハードディスク容量 | 4GBの空き容量のあるハードディスク | ●16GBの空き容量のあるハードディスク ●アプリケーションのインストール用の高速内蔵SSD ●仮想記憶ディスク用の個別の内蔵ドライブ |
※2022年10月リリース(バージョン24.0)以降
最近では無料で使用できる高機能な写真加工アプリなどもありますが、上記スペックを満たしておけば後からPhotoshopを導入したくなった場合にも対応できます。また「サクサク動くか」も重要なポイント。画像処理が早かったり一度に多くのページを広げて操作できたりすれば、より早く作業を行うことが可能になります。
動きが遅いと作業が捗らずストレスになるので、価格で妥協せずある程度は処理性能があるものを選びましょう。
ネットショップを開業する際におすすめのパソコンは?
人気の定番モデルを選ぶことで、最適な写真サイズや最適なレイアウトがわかることに加え、表示やレイアウトの崩れなどに気がつけます。またパソコンの画面は、メーカーやモデルによって色味が異なります。画面の色と実物の色をできるだけ近付けていても、顧客から「実物と画像の色が違う」と問い合わせが来ることも。多くのユーザーが使っているパソコンを選べば、こうしたトラブルを未然に防ぎやすくなります。
株式会社MM総研の調査では、2021年度の国内パソコンシェアは「NECレノボグループ」「日本HP」「富士通クライアントコンピューティング」「Dell」「dynabook」の順です。ユーザー全員に合わせることは不可能ですが、上記メーカーのパソコンを購入しておけば、できるだけ多くのユーザーに合わせられます。
ネットショップ運営には利用者が多く使いやすいパソコンを選ぼう
パソコンの画面表示の色味はメーカーやモデルによって異なるので、顧客が見ている画面と自分の見ている画面が乖離しないように、人気のパソコンを選びましょう。また使いやすいかどうかも大切。業務の相棒となる存在なので、あなたにとって使い勝手が良いかどうかが大切です。例えば移動できる方が便利な方もいれば、サクサク動くことを優先したい方もいらっしゃるはず。
どのような環境でどのような作業を行うかシミュレーションして、理想のパソコンを選んでみてください。
ブラウザとは?
普段なにげなく聞いている「ブラウザ」という言葉。でも実は詳しくは知らないという方もいるのではないでしょうか。
今回の記事ではブラウザの機能や種類についてわかりやすく解説していきます。
まずブラウザとは、スマホやパソコンなどでホームページなどのWebサイトを見るために必要なアプリ・ソフトのことを指します。
パソコンで文書を作るためにはワードを開き、スマホでLINEをするときはLINEアプリが必要なように、ホームページを見るためには専用のアプリが必要です。
その必要なアプリこそが「ブラウザ」です。
具体的には『インターネットエクスプローラー』や『グーグルクローム』、『マイクロソフトエッジ』などがブラウザと呼ばれるアプリになります。
ブラウザの役割と機能とは
- ・HTMLで読み込み、人間が読めるように表示する
- ・URLの表示と入力ができる
- ・ハイパーリンクを機能させる
それぞれ解説していきます。
HTMLで読み込み、人間が読めるように表示する
それを人間の目で見ても読めるように変換するのがブラウザのひとつの役割です。
URLの表示と入力ができる
URLを入力して検索することで特定のページにアクセスすることが可能となります。
ハイパーリンクを機能させる
ブラウザは複数遣いがおすすめ
使い慣れているブラウザや、好きなブラウザを利用していることでしょう。
ひとつの使い慣れたブラウザだけを利用する方が効率の良いように思いますが、実は複数のブラウザを目的に応じて使い分けることで更なる効率化を図れるかもしれません。
複数ブラウザを活用することには以下のようなメリットが挙げられます。
- ・目的や用途によって使うブラウザを分けることが可能
- ・複数のブラウザを同時に立ち上げて並行作業が可能
- ・ブラウザごとで表示が違う場合にも対応可能
またブラウザごとにWebページの表示され方が違う場合があります。
そういった場合にも複数ブラウザをインストールしておくことで対応可能です。
ブラウザの種類
その時代は終わり、現在主流のWindows 10では標準ブラウザとして「Microsoft Edge」が最初からインストールされています。
EdgeはWindows 10に最適化されたブラウザであり最新技術にも多く対応しています。
その他、有名なブラウザとしては、Google社が提供している「Google Chrome」、Apple社が提供しiPhoneやMacの標準ブラウザになっている「Safari」、アドオンと呼ばれる機能拡張が豊富な「Firefox」などがあります。
それでは上記で紹介したブラウザにはどんな特徴があるのでしょうか。
各ブラウザのメリットも合わせて解説していきます。
Google Chrome(グーグルクローム)
現在、世界で最も高いシェア率を誇っており日本国内のシェア率も増加しています。
起動が早く動作が軽いことや、複数のデバイス間で設定を共有できることが特徴です。
またGoogleの提供サービスと相性が良いのも大きなメリットでしょう。
Googleアカウントを利用することでメールやカレンダー、スプレッドシート、ドキュメントなどGoogleのさまざまなサービスと連動が可能となっています。
Internet Explorer(インターネットエクスプローラー)
以前はWindowsの標準ブラウザとして圧倒的なシャア率を誇っていましたが、近年IEに対応してないサービスが増えてきたことや、動作の重さなどの問題もありWindows10以降は「Microsoft Edge」が標準ブラウザとなりました。
しかし、IEのシェア率が高かった時代に社内システムをIEと連携して作ってしまった企業も数多く今でもIEのシェア率は高いのが現状です。
またセキュリティが弱いことや、最新のHTMLのタグにも対応していないことでWebページのレイアウトが崩れやすいことにも注意が必要です。
デメリットも多いことから今後はIEを積極的に活用することは、おすすめだとはいえません。
Microsoft Edge(マイクロソフトエッジ)
IEよりも動作が軽くなっており、拡張機能も充実しています。
相互運用性を重要視しているのも特徴で、「Google Chrome」や「Safari」など他のブラウザと相互に運用できます。
またスマートフォンやタブレットで見られることを前提に制作されているためスマートフォンとの同期も簡単にできます。
Safari(サファリ)
Safariは色や文字の表示が美しく、デザイン性の高いWebページを表示するという特徴があります。
他にもApple製品との連動性も高いことや、Webページの表示スピードが速いこと、バッテリーの持ちが良いことなどがメリットとして挙げられます。
Firefox(ファイアフォックス)
アップデートの周期が比較的早く、最新のWeb標準に対応した技術や機能を試すことができるため技術者からの人気が高いブラウザとなっています。
ほかにも拡張機能が豊富なことや、任意の検索エンジンをひとつのウインドウで行えることが特徴です。
例えば他のブラウザではYahoo!で検索したい場合は一旦Yahoo!のWebページにアクセスしてから検索しなくてはなりません。
しかしFirefoxではFirefox内の検索バーで検索する際に、どのサイトの検索を利用するかを選択できます。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンはもちろん、TwitterやFacebookなどのSNSのサイト検索も可能となっています。