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人気のECプラットフォームShopify(ショッピファイ)とは?Shopifyを利用する際のメリットを徹底解析

ECサイトを簡単に構築できるサービスとして世界中で人気のShopify(ショッピファイ)は、国内でも注目を集めています。そのため、ECサイトを始めたい方や他サービスで運営中の方のなかには、Shopifyについて興味がある方も多いのではないでしょうか。

本記事では、「Shopifyのメリット・デメリットが知りたい」「構築・運営に必要な費用について知りたい」「本当に簡単に構築できるのか」など、ECサイト担当者のShopifyに対する疑問を解決します。

Shopifyが注目されている2つの理由

Shopifyは世界中で利用されており、越境EC構築に強みを持つサービスです。
それでは、国内のみでサービスを展開されている方にとって、魅力がないかといえばそうではありません。
以下の2つの理由によりShopifyは国内でも注目を集めています。

利用料金は月額制

Shopifyの利用料金は、月額25ドルで「ベーシックプラン」を利用できます。ECサイト運営に初めて挑戦する方には、ランニングコストを抑えながら本格的なECサイトを構築できるのは魅力でしょう。スモールビジネスから始められる点が多くのECサイト運営者から注目される理由です。

POSやOMOに対応できる

Shopifyが注目を集める点は、ネット上のサービス提供にとどまらないことです。POSやQRコード決済によって、実店舗とECサイトの垣根を取り払うOMOが実現できます。つまり、ユーザーに新たな顧客体験が提供できるようになることも注目を集める理由です。

Shopifyを利用する際のメリット・デメリット

Shopifyの利用を検討している方にとって、どのようなメリット・デメリットがあるかは気になるポイントでしょう。そこで、Shopifyのメリット・デメリットを以下の表にまとめました。

メリット デメリット
•低コストで利用可能
•簡単なECサイト構築
•越境ECにも対応可能
•デザインが豊富
•ストア機能を拡張可能
•オムニチャネル対応可能
•API連携で作業効率化
•英語力が必要
•専門知識を必要とする場合がある

上記からもわかるように、多数のECサイト運営者から選ばれるだけあって、多くのメリットがあります。しかし、少ないながらデメリットもあるため注意が必要です。

ECサイトを構築してから、「こんなはずではなかった」と後悔することがないように、メリット・デメリット双方の理解を深めましょう。

メリット

ECサイト構築サービスを選ぶ際には、初心者の方であっても利用できるように「低コスト」「操作性」「機能性」「デザイン性」が重要な項目です。

初心者の方であれば、実際に商品が売れるかどうか不安があることでしょう。そのような状態で、高額なコストでECサイトを構築するのはリスクを増大させる原因です。また、誰にでも簡単に構築できることや、わかりやすい操作画面であることもストレスなく運営するためには大切な項目です。他にも、機能・デザインのカスタマイズができるほどオリジナリティを高めやすく、競合サイトとの差別化に役立つでしょう。

それでは、Shopifyが「低コスト」「操作性」「機能性」「デザイン性」に優れている理由として、7つのメリットを紹介します。

低コストで利用可能

Shopifyのメリットは、低コストで利用できる点です。Shopifyを初めて利用する方向けの「ベーシックプラン」は、月額25ドルで利用できます。どのプランであっても初期費用がかかりません。決済手数料も3.4%と比較的低く設定されているのも、低コストで運用できるポイントです。
低コストのECプラットフォームと聞くと「登録できる商品数に制限があるのでは」と思うかもしれませんが、安心してください。

Shopifyではベーシックプランでも商品数は無制限で、データ容量に制限もありません。つまり、月額25ドルで1万点以上を取り扱うショップの運営も可能です。

簡単なECサイト構築

Shopifyのメリットは、ASP型のため簡単にECサイトを構築できることです。ASP型は、すでにシステムが出来上がっているため、システム開発のために担当者とやり取りをする必要がありません。

Shopifyを利用するには、まず登録画面から必要事項を記入しアカウントを作成します。その後、指示通りに設定をすすめることで本格的なECサイトが完成します。記入するべき項目や手順を設定ガイドやガイドブックで示してくれるため、迷わずに設定できるでしょう。
Shopifyの登録方法・使い方については後述しますので、詳しくはそちらでご確認ください。

越境ECにも対応可能

Shopifyのメリットは簡単に越境ECに対応できることです。越境ECを構築するうえで、必要となるのが多言語・複数の通貨・海外発送の対応ですが、既存のシステムでこれらをクリアするのはハードルが高いといわざるをえません。

しかし、Shopifyは世界175カ国で利用されているため、これらに対応できる機能をすでに実装しています。そのため、海外発送の手段や作業手順を確立することで、スムーズに越境ECに挑戦できるでしょう。

デザインが豊富

Shopifyのメリットは、デザインが豊富な点です。Shopifyのデザインは、テーマをインストールして適用するだけで簡単に変更できます。そのテーマは、公式サイトで90種類以上、非公式のサイトで1,000種類以上が入手可能です。

そのため、お好みのテーマを選ぶだけで自分がイメージするデザインに仕上がるでしょう。Shopifyは、世界中のデザイナーがテーマを作成しているため、豊富なデザインから選べるのが魅力です。

ストア機能を拡張可能

Shopifyの特徴は、アプリを追加することで簡単に機能を拡張できることです。一般的にASPのサービスでは拡張できる機能に限りがあります。しかし、Shopifyのアプリの数は7,000を超えているため、必要に応じて機能を拡張できるでしょう。

例えば、SNS連携・チャットツール・SEO・集客・レビュー表示など、ECサイト運営に欠かせない機能があります。ECサイトの規模や抱える問題に合わせて機能を拡張できるのはメリットです。

オムニチャネル対応可能

オムニチャネルとは、実店舗・ECサイト・SNS・カタログ・アプリなど様々なチャネルをユーザーとの接点にして、購買につなげるマーケティング手法です。

Shopifyでは、アプリを追加することにより様々なチャネルを管理できるようになります。例えば、Instagram・FacebookといったSNSやメールマガジン、Web広告などです。このような多種多様なチャネルを利用することで、売り上げの最大化を目指せるのがShopifyのメリットです。

API連携で作業効率化

Shopifyでは、以下の5つに代表されるようなAPIを利用できます。

  • ・Admin API
  • ・Storefront API
  • ・Partner API
  • ・Shopify Themes
  • ・Marketing activities API

APIを利用することで、第三者が開発したシステムとの連携がスムーズにできます。つまり、APIを駆使することで入庫情報の自動化や発送業務の効率化が図れます。ECサイトは規模が大きくなるほど、一つひとつの作業の効率化が重要な課題になりがちです。

Shopifyは、API連携により効率化を図ることで、サイト規模が大きくなっても利用できるのがメリットです。

デメリット

Shopifyは、世界中のECサイト運営者が選ぶだけあって多くのメリットがあります。しかし、世界で利用されていることがデメリットとなることもあります。
具体的なShopifyのデメリットは以下の2つです。

英語力が必要

Shopifyのデメリットとしては、英語力が必要になることです。国内でサービスを提供してから日が浅いこともあり、Shopifyに関係する情報を集めるためには、海外の情報を探すケースが出てきます。また、アプリについての評判は海外のユーザーからのコメントであふれています。

このような情報を読むためには英語力が必要です。英語力に自信がない方は、ブラウザの翻訳機能を活用する方法もあります。完璧な翻訳は無理ですが、文書の意味を読み取るくらいには役立ちます。

専門的な知識を必要とする場合がある

Shopifyは機能性・デザイン性に優れています。しかし、お好みのテーマを追加しても海外仕様の場合があり、国内の商習慣に合わせるために変更を必要とするケースがあります。そのようなカスタマイズをする際には、HTML・CSS・Liquidの知識が必要です。

Shopifyの利用料金と手数料

Shopifyの利用料金と手数料

Shopifyを利用するうえで必要な費用は、月額料金と決済手数料です。
月額料金はプランによって異なり、以下の5つの料金プランがあります。

プラン名 月額料金
Shopify Lite 9ドル
ベーシック 25ドル
スタンダード 69ドル
プレミアム 299ドル
Plus 2,000ドル~

この5つの料金プランのなかで、一般的にECサイトを構築するために利用されるサービスは「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」のいずれかです。それら3つの料金プランの手数料は以下のとおりです。

プラン名 国内のクレジットカード手数料 海外のクレジットカード手数料 JCBのクレジットカード手数料 外部サービス取引手数料※Shopifyペイメントを利用しない場合
ベーシック 3.4%+0円 3.9%+0円 4.15%+0円 2.0%
スタンダード 3.3%+0円 3.85%+0円 4.1%+0円 1.0%
プレミアム 3.25%+0円 3.8%+0円 4.05%+0円 0.5%

料金プランのグレードが上がるほど、手数料は割安になります。そのため、取引量が多くなると料金プランの変更を検討しましょう。
注意が必要な点は、外部サービス取引を利用する場合です。代引きや後払いなど、外部サービスの決済方法を導入する際には、外部サービスの利用料とShopifyの外部サービス取引手数料の2つが必要になります。

Shopifyの5つのプラン

5つのプランの特徴は以下のとおりです。Shopifyを初めて利用される方は、ベーシックがおすすめです。

Shopify Lite

月額9ドルで利用できるものの、ECサイトの構築はできません。カート機能のみ欲しい方やPOS Liteを利用して対面販売を行いたい方に向いているプランです。

ベーシック

ベーシック以上のプランからECサイトの構築が可能です。費用をかけずにECサイトを構築・運用したい方に向いているプランです。また、スタッフアカウント数が2つと制限があるため、大人数での運営には向いていません。

スタンダード

スタンダードプランでは、スタッフアカウント数が5つに増えます。そのため、ECサイトの運営が軌道に乗り、スタッフの人数が増えてきたサイトに向いています。また、Eコマースオートメーション機能を活用できるため、作業の自動化を図れるのも魅力です。

プレミアム

プレミアムはスタッフアカウント数が15と大幅に増えます。決済手数料もお得になるため大規模な売り上げがあるサイト向けです。高レベルの分析機能を利用できるのが特徴です。

Plus

Plusは、Shopifyの最上位プランです。実店舗とECサイトのシームレスな運営・複雑なタスク管理・システムの統合などハイレベルな機能で、ECサイトのコンバージョン率・作業効率アップを実現します。


▼各プランの特徴やおすすめのポイントについて詳しく知りたい方におすすめの記事

https://clip.ikehiko.net/web/ec/l_20220915-2/

Shopifyの登録方法・使い方

Shopifyの登録方法・使い方

Shopifyは以下の6つの手順を踏むことで、簡単にECサイトを構築できます。

ストアの作成

まずは、Shopify公式サイトから「無料体験を始める」をクリックします。メールアドレス・パスワード・ストアの名前・ストアのURL・ストアの住所を設定しましょう。

商品登録

次に販売する商品の登録です。商品名・在庫・販売価格・商品説明文・商品画像などを登録します。また、タグやコレクションを適切に設定することで、ユーザーが商品を探しやすくなるので忘れずに設定しましょう。

ポリシーの設定

ECサイトを運営するうえで欠かせないのは「特定商取引法に基づく表記」です。設定画面の「ポリシー」より「返金ポリシー」「プライバシーポリシー」「利用規約」「配送ポリシー」「特定商取引法に基づく表記」を記載しましょう。

テーマの変更

ストアのデザインを変える場合には、「テーマ」を変更しましょう。無料・有料のテーマから選べますので、お好みのテーマを選択してください。

決済方法の設定

ECストアで導入する決済方法を設定します。Shopifyペイメントを利用する場合は、必要な情報を記入して申請しましょう。Shopifyペイメント以外にも、PayPal・Amazon Pay・手動の決済方法などを選択できます。

送料の設定

送料はユーザーに負担を求めるのか、ショップが負担するのか判断が分かれるところです。Shopifyでは配送エリアごとの送料設定や、10,000円以上で送料無料になるといった設定なども可能です。運営スタイルに合わせた送料を設定します。

まとめ

Shopifyは、世界中で利用されている人気のECプラットフォームです。
その理由の秘密は、越境ECに対応できる・低コストで始められる・POSやOMOに対応できるなどが挙げられます。また、APSでありながら機能・デザインの拡張性に優れていることも選ばれる理由です。

Shopifyは、サイトの規模や目的に合わせて5つのプランがあります。
ECサイトに初めてチャレンジする方は「ベーシックプラン」がおすすめです。サイトの規模が大きくなっても上位プランが複数用意されているため、同じECプラットフォームを長く利用できるのもうれしいポイントです。
Shopifyは、14日間の無料お試し期間がありますので、利用を検討している方は機能性・操作性を確認してみると良いでしょう。

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