本記事では、「Shopifyのメリット・デメリットが知りたい」「構築・運営に必要な費用について知りたい」「本当に簡単に構築できるのか」など、ECサイト担当者のShopifyに対する疑問を解決します。
Contents
Shopifyが注目されている2つの理由
それでは、国内のみでサービスを展開されている方にとって、魅力がないかといえばそうではありません。
以下の2つの理由によりShopifyは国内でも注目を集めています。
利用料金は月額制
POSやOMOに対応できる
Shopifyを利用する際のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
•低コストで利用可能 •簡単なECサイト構築 •越境ECにも対応可能 •デザインが豊富 •ストア機能を拡張可能 •オムニチャネル対応可能 •API連携で作業効率化 |
•英語力が必要 •専門知識を必要とする場合がある |
上記からもわかるように、多数のECサイト運営者から選ばれるだけあって、多くのメリットがあります。しかし、少ないながらデメリットもあるため注意が必要です。
ECサイトを構築してから、「こんなはずではなかった」と後悔することがないように、メリット・デメリット双方の理解を深めましょう。
メリット
初心者の方であれば、実際に商品が売れるかどうか不安があることでしょう。そのような状態で、高額なコストでECサイトを構築するのはリスクを増大させる原因です。また、誰にでも簡単に構築できることや、わかりやすい操作画面であることもストレスなく運営するためには大切な項目です。他にも、機能・デザインのカスタマイズができるほどオリジナリティを高めやすく、競合サイトとの差別化に役立つでしょう。
それでは、Shopifyが「低コスト」「操作性」「機能性」「デザイン性」に優れている理由として、7つのメリットを紹介します。
低コストで利用可能
低コストのECプラットフォームと聞くと「登録できる商品数に制限があるのでは」と思うかもしれませんが、安心してください。
Shopifyではベーシックプランでも商品数は無制限で、データ容量に制限もありません。つまり、月額25ドルで1万点以上を取り扱うショップの運営も可能です。
簡単なECサイト構築
Shopifyを利用するには、まず登録画面から必要事項を記入しアカウントを作成します。その後、指示通りに設定をすすめることで本格的なECサイトが完成します。記入するべき項目や手順を設定ガイドやガイドブックで示してくれるため、迷わずに設定できるでしょう。
Shopifyの登録方法・使い方については後述しますので、詳しくはそちらでご確認ください。
越境ECにも対応可能
しかし、Shopifyは世界175カ国で利用されているため、これらに対応できる機能をすでに実装しています。そのため、海外発送の手段や作業手順を確立することで、スムーズに越境ECに挑戦できるでしょう。
デザインが豊富
そのため、お好みのテーマを選ぶだけで自分がイメージするデザインに仕上がるでしょう。Shopifyは、世界中のデザイナーがテーマを作成しているため、豊富なデザインから選べるのが魅力です。
ストア機能を拡張可能
例えば、SNS連携・チャットツール・SEO・集客・レビュー表示など、ECサイト運営に欠かせない機能があります。ECサイトの規模や抱える問題に合わせて機能を拡張できるのはメリットです。
オムニチャネル対応可能
Shopifyでは、アプリを追加することにより様々なチャネルを管理できるようになります。例えば、Instagram・FacebookといったSNSやメールマガジン、Web広告などです。このような多種多様なチャネルを利用することで、売り上げの最大化を目指せるのがShopifyのメリットです。
API連携で作業効率化
- ・Admin API
- ・Storefront API
- ・Partner API
- ・Shopify Themes
- ・Marketing activities API
APIを利用することで、第三者が開発したシステムとの連携がスムーズにできます。つまり、APIを駆使することで入庫情報の自動化や発送業務の効率化が図れます。ECサイトは規模が大きくなるほど、一つひとつの作業の効率化が重要な課題になりがちです。
Shopifyは、API連携により効率化を図ることで、サイト規模が大きくなっても利用できるのがメリットです。
デメリット
具体的なShopifyのデメリットは以下の2つです。
英語力が必要
このような情報を読むためには英語力が必要です。英語力に自信がない方は、ブラウザの翻訳機能を活用する方法もあります。完璧な翻訳は無理ですが、文書の意味を読み取るくらいには役立ちます。
専門的な知識を必要とする場合がある
Shopifyの利用料金と手数料
月額料金はプランによって異なり、以下の5つの料金プランがあります。
プラン名 | 月額料金 |
Shopify Lite | 9ドル |
ベーシック | 25ドル |
スタンダード | 69ドル |
プレミアム | 299ドル |
Plus | 2,000ドル~ |
この5つの料金プランのなかで、一般的にECサイトを構築するために利用されるサービスは「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」のいずれかです。それら3つの料金プランの手数料は以下のとおりです。
プラン名 | 国内のクレジットカード手数料 | 海外のクレジットカード手数料 | JCBのクレジットカード手数料 | 外部サービス取引手数料※Shopifyペイメントを利用しない場合 |
ベーシック | 3.4%+0円 | 3.9%+0円 | 4.15%+0円 | 2.0% |
スタンダード | 3.3%+0円 | 3.85%+0円 | 4.1%+0円 | 1.0% |
プレミアム | 3.25%+0円 | 3.8%+0円 | 4.05%+0円 | 0.5% |
料金プランのグレードが上がるほど、手数料は割安になります。そのため、取引量が多くなると料金プランの変更を検討しましょう。
注意が必要な点は、外部サービス取引を利用する場合です。代引きや後払いなど、外部サービスの決済方法を導入する際には、外部サービスの利用料とShopifyの外部サービス取引手数料の2つが必要になります。
Shopifyの5つのプラン
Shopify Lite
ベーシック
スタンダード
プレミアム
Plus
▼各プランの特徴やおすすめのポイントについて詳しく知りたい方におすすめの記事
https://clip.ikehiko.net/web/ec/l_20220915-2/
Shopifyの登録方法・使い方
ストアの作成
商品登録
ポリシーの設定
テーマの変更
決済方法の設定
送料の設定
まとめ
その理由の秘密は、越境ECに対応できる・低コストで始められる・POSやOMOに対応できるなどが挙げられます。また、APSでありながら機能・デザインの拡張性に優れていることも選ばれる理由です。
Shopifyは、サイトの規模や目的に合わせて5つのプランがあります。
ECサイトに初めてチャレンジする方は「ベーシックプラン」がおすすめです。サイトの規模が大きくなっても上位プランが複数用意されているため、同じECプラットフォームを長く利用できるのもうれしいポイントです。
Shopifyは、14日間の無料お試し期間がありますので、利用を検討している方は機能性・操作性を確認してみると良いでしょう。
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