商品一つひとつを登録・編集するのは商品が少なければ問題ないかもしれませんが、商品数が多くなるほど業務効率が悪くなります。そのため、商品の登録・編集を効率的にしたい方におすすめの機能です。
しかし、利用しようにも「CSV商品一括登録のやり方がわからない」「CSVはどのように編集するのか」など、疑問や不安があるでしょう。
そこで、本記事では楽天市場でのCSV一括商品登録方法を詳しく紹介します。
Contents
楽天でCSV商品一括登録可能なのか
楽天市場には月額10,000円の有料オプションに、CSV一括機能があります。商品数が増えてきて業務効率が悪いと感じている方は利用を検討してみましょう。
そのほかにも楽天市場以外のモールに出店している方や、自社ECサイトを運営している方は、CSVを活用することでマルチチャネルの管理もしやすくなります。複数の店舗展開を検討しているのであれば、CSV一括登録機能は知っておくべき機能といえるでしょう。
商品登録方法
- 1.楽天画像をアップロード
- 2.CSVファイルをダウンロード
- 3.商品情報の作成
- 4.楽天ゴールドサーバーにCSVをアップロード
これらのステップについて、不安を感じている方も少なくないでしょう。
そこで、ここでは4つのステップそれぞれのやり方をわかりやすく解説します。
1.商品画像をR-Cabinetにアップロード
またCSVファイルをダウンロード・アップロードするためのFTPソフトや、ExcelなどのCSVを編集できるソフトを準備しましょう。
FTPソフトには、楽天専用ファイル管理ソフト「Ribrary」をおすすめします。「Ribrary」を使えば、楽天ゴールドやR-Cabinetを1画面で操作できるためです。
これらの準備ができたら、CSV一括登録機能で商品を登録してみましょう。
最初のステップは、商品画像をR-Cabinetにアップロードします。RMSの「画像・動画登録」の画像管理から商品画像をアップロードします。アップロード方法はドラッグ＆ドロップで可能です。
2.CSVファイルのフォーマットをダウンロードする
RMSの店舗管理の商品ページ設定から「CSV登録」を選択します。すると以下の3つのフォーマットを選択できます。
| フォーマット | 内容 |
| 通常在庫タイプ | 項目選択のない商品を登録する |
| 項目選択別在庫設定タイプ | サイズ別やカラー別など、タイプ別に在庫設定する |
| 詳細タイプ | すべての項目を設定できる |
登録する商材によってフォーマットを選択してください。
また商品を更新する場合は、「CSV更新」から変更する項目を選択します。すると楽天ゴールドの「/ritem/download/」にファイルが格納されていますので、FTPソフトを利用してファイルをダウンロードしましょう。
3.商品情報を作成する
商品情報の作成は、フォーマットのCSVをExcelなどで編集して行います。ただし各項目に、文字数の上限や形式が決まっていますので、注意が必要です。
また3つのフォーマットによりファイル名が異なります。
| フォーマット | ファイル名 |
| 通常在庫タイプ | item.csv |
| 項目選択別在庫設定タイプ | select.csv |
| 詳細タイプ | item-cat.csv |
さらに、編集の際には「コントロールカラム」の項目に注意しましょう。コントロールカラムには「n」「u」「d」の3つがあります。
- 「n」：新しく商品を登録する
- 「u」：登録済みの商品を更新する
- 「d」：登録済みの商品情報を削除する
つまり商品を新規で登録する場合は、コントロールカラムが「n」になっていることを必ず確認してください。
4.楽天ゴールドのサーバーにアップロードする
楽天ゴールドにアップロードするためには、FTPソフトが必要となります。
FTPの設定には、以下の5つの項目が必要です。
| 項目 | 詳細 |
| 設定名 | 自由に設定が可能 |
| ユーザー名 | 店舗ID |
| ホスト名 | ftp.rakuten.ne.jp |
| パスワード | RMSで設定したパスワード |
| ポート番号 | 16910 |
「パスワード」を忘れた場合には、RMSの店舗設定の商品管理から「FTPサーバー用パスワード変更」を選択します。するとFTPサーバー用のパスワード再発行画面に行きますので、パスワードを再設定しましょう。
CSV商品一括登録は、楽天ゴールドの「/ritem/betch/」に作成したファイルをアップロードして完了です。
アップロードに失敗した場合は「/ritem/logs/」に、失敗した理由が格納されるので確認してみてください。
まとめ
有料オプションサービスなので月額10,000円がかかりますが、業務の効率改善につながるためです。
また、CSVで一括登録・更新をするためには、FTPソフトやCSV編集ソフトが必要です。
FTPソフトは楽天に出店していれば無料で利用できる「Ribrary」がありますし、CSV編集ソフトにはExcelやフリーソフトがあります。そのため、ソフトに費用をかける必要はありません。
商品の登録数を増やすのに作業効率が悪いと感じている方や、毎日商品を一つひとつ在庫管理するのが大変な方は、CSV商品一括登録で業務改善を実現しましょう。
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