インターネット上でのショッピングの人気が高まる中、楽天市場は多くの人々に利用されているモール型ECサイトです。楽天市場への出店は、多くの小売業者や個人事業主にとって、新たな販売チャネルを開拓する絶好の機会です。この記事では、楽天市場への出店までの流れや費用について解説します。
楽天市場の出店方法
1.書類審査
まず、楽天市場の公式Webサイトから出店の申込みをした後、書類審査をする必要があります。会社や運営者などの情報を含めた基本書類を提出し、楽天市場側が審査を行います。
2.アカウントの利用開始
書類審査が通過すると、RMSアカウントが利用可能になります。このアカウントを使用して、楽天市場の管理画面にログインし、出店に必要な手続きを進めることができます。アカウント情報の入力や各種設定を行い、出店の準備を進めましょう。
3.ショップの設定
アカウントが利用可能になったら、次はショップの設定を行います。ショップの名前やロゴ、商品のカテゴリ設定、商品ページの作成など、出店する商品に関する情報を登録します。また、商品の在庫管理や価格設定、配送などの設定も行います。ショップのデザインやレイアウトも自由にカスタマイズできます。
4.開店前審査
ショップの設定が完了したら、オープン審査が行われます。楽天市場側がショップの内容や設定を審査し、品質や信頼性の確保を目的としています。審査結果によっては、修正や追加の指示があるかもしれませんので、指示に従って必要な調整を行いましょう。
オープン審査を受けるために必要な条件は以下の通りです。
オープン審査を受けるために必要な条件は以下の通りです。
- ・店舗ルール検定試験の受験と合格
- ・楽天からの振込口座の登録
- ・楽天への自動振替設定口座の登録
- ・配送に関する設定
- ・商品登録
- ・カテゴリーページの作成
- ・看板画像の作成
5.運営開始!
開店前審査が通過したら、いよいよ楽天市場での運営を開始することができます。商品の出品や販売を開始し、注文や配送などの業務を進めていきます。楽天市場では、広告やキャンペーンなどを活用して販売促進を行うこともできますので、積極的にマーケティング活動を行いましょう。
楽天市場の出店にかかる費用
楽天市場への出店には、以下のような料金プランがあります。
プランによって月額費用や利用料が異なります。ネットショップの運営が初めての方や、まずは小規模で始めたい方には「がんばれ!プラン」がおすすめです。
プランによって月額費用や利用料が異なります。ネットショップの運営が初めての方や、まずは小規模で始めたい方には「がんばれ!プラン」がおすすめです。
がんばれ!プラン | スタンダードプラン | メガショッププラン | |
月額出店料 | 19.500円/月 | 50,000円/月 | 100,000円/月 |
システム利用料 | 月額売上高の 3.5%~7.0% |
月額売上高の 2.0%~4.5% |
月額売上高の 2.0%~4.5% |
登録可能商品数 | 5000商品 | 20,000商品 | 無制限 |
こんな人におすすめ | ネットショップ運営の経験が少ない | 目標とする月商が約140万円以上 | 商品数や画像量が多く必要 |
まとめ
楽天市場への出店は、新たな販売チャネルを開拓するための有力な手段です。出店までの流れとしては、書類審査、アカウントの利用開始、ショップの設定、開店前審査、そして運営開始というステップがあります。また、出店には一定の費用がかかる場合がありますので、料金プランや手数料、利用料については事前に確認しておくことが重要です。ぜひ、出店計画を進める際にはこれらのポイントに留意し、事業の成功を目指しましょう。
楽天RMSとは
楽天RMS(楽天市場リテールマネジメントサービス)は、日本の大手インターネットショッピングモールである楽天市場の出店者向けの統合管理システムです。楽天RMSを利用することで、出店者は自社の商品情報や在庫管理、受注処理、配送管理などを効率的に行うことができます。
楽天RMSのログインの重要性
楽天RMSへのログインは、出店者が自社のアカウントにアクセスするための手段です。したがって、これは出店者が自社の販売活動を適切に管理し、成功させるために不可欠な手続きとなるのです。会社の情報も多く含まれているので、ログイン時には正確な情報の入力とアカウントセキュリティの確保を徹底しなければなりません。
楽天RMSへのログイン手順
楽天RMSへのログインの手順についてご説明します。
RMSへのアクセス方法
RMSのログインページ「 https://glogin.rms.rakuten.co.jp 」を開くことでアクセスが可能です。
ログインIDとパスワードの入力方法
表示されているログインボックスの「R-Login IDの認証(共通ID)」の項目に、R-Login IDとパスワード を入力します。その後、「楽天会員の認証 (個人ID)」の項目に、ユーザID とパスワードを入力します。
ログインできない場合の対処法
楽天RMSにログインできない場合、以下の対処法を試してみてください。
パスワードリセットの手順
R-Loginのパスワードを変更するには 2つの方法がありますが、いずれも管理者のみの権限となっているのでご注意ください。
1つ目はパスワードの有効期限が切れた場合で、2つ目は他の理由 (パスワードを忘れた場合など) でパスワードをリセットする必要がある場合です。
前者は90日間おきにパスワード変更が必要となっており、それについてはお知らせ画面に有効期限が表示されているので、変更時期に出てくる[パスワード変更画面へ]をクリックして変更してください。後者は「 https://glogin.gl.rakuten.co.jp 」のページ(URL)を開いて頂き、各種ログイン作業後[R-Loginパスワードの変更]から、現在のパスワードと新しいパスワードを入力して、変更作業を行ってください。
1つ目はパスワードの有効期限が切れた場合で、2つ目は他の理由 (パスワードを忘れた場合など) でパスワードをリセットする必要がある場合です。
前者は90日間おきにパスワード変更が必要となっており、それについてはお知らせ画面に有効期限が表示されているので、変更時期に出てくる[パスワード変更画面へ]をクリックして変更してください。後者は「 https://glogin.gl.rakuten.co.jp 」のページ(URL)を開いて頂き、各種ログイン作業後[R-Loginパスワードの変更]から、現在のパスワードと新しいパスワードを入力して、変更作業を行ってください。
アカウントロックの解除方法
楽天RMSにログインする際、6回以上パスワードを間違えるとショップアカウント自体が30分間ロックされてしまいます。その場合、解除する方法は30分間待機する方法しかありません。ショップアカウントであるためロックされるとどのアカウントでもログインすることができなくなるので、慎重な取り扱いが必要です。
サポートセンターへの問い合わせ
上記対処法でもログインができない問題が解決しない場合は、楽天RMSのサポートセンターやヘルプページに問い合わせてください。サポート担当者は、アカウントやログインに関する問題を解決するためのサポート提供を行ってくれます。
楽天RMSの主な機能の紹介
楽天RMSは、出店者が楽天市場での販売活動を効率化し、運営を円滑に行うための重要なツールです。そこでの機能をご紹介します。
商品管理
出店者は楽天RMSを使用して自社の商品情報を登録・編集・管理をすることができます。また、複数の商品を一括で登録する機能も備わっています。
在庫管理
出店者の在庫数が自動的に管理され、在庫が減った際には自動的に商品の表示を一時停止するなどのアクションを設定することができます。在庫切れの商品が表示されないようにすることで、顧客とのトラブルを防ぐことができます。
受注管理
楽天市場での注文情報が自動的に楽天RMSに反映され、出店者は受注状況をリアルタイムで確認できます。受注情報の管理や発送手続きなども楽天RMS上で行うことができます。
出荷・配送管理
出店者は楽天RMSを通じて出荷手続きを行い、発送状況を管理することができます。配送業者との連携も可能で、追跡番号の発行や顧客への発送連絡も自動化できます。
売上レポートの閲覧
楽天RMSでは、売上や注文数、商品別の売り上げランキングなどの売上データを詳細に分析することができます。選択した期間や条件に基づいて売上レポートを生成し、販売の分析や改善策の検討に役立てることができます。
まとめ
以上、楽天RMSは、楽天市場の出店者にとって重要なツールであるとともに、その取り扱いには十分な注意が必要となります。正確な情報管理と効果的な運営を行うために、取り扱いには気を付けましょう。