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ネットショップを開業する際、小さく始めるメリットとは?
ネットショップを開業するには、当然ながら、まず商品が必要ですが、いきなり大きな規模で始めるとそれなりの仕入れ費用がかかります。また、仕入れた商品を保管する際の倉庫費用、発送管理するための人件費、システム料なども大きくなります。ネットショップでは、商品が売れるまで収益が生まれません。実際にどれだけ売れるかわからない商品の在庫を多く持ち過ぎてしまうことは、開業したばかりのショップにとって大きなリスクとなります。小さく開業することで、投資費用や労力を抑えるだけでなく、運営リスクを最小化することにもつながります。
ネットショップを開業する際、小さく始めるデメリットとは?
小さく開業したネットショップは、失敗した時のリスクは小さいのですが、売るべき商品が少ないため、どうしても大きな収益をあげるチャンスも少なくなってしまいます。ピンポイントで仕入れた商品が売れなかった場合、投資した費用や労力を回収できるチャンスも少ないことがデメリットといえるでしょう。
ただし、どんな商売にも投資リスクはつきものです。ですので、大きく開業した時よりに比べ、小さく開業した方が失敗した際のリスクが少ないとも言えるでしょう。
何が違う?実店舗とネットショップそれぞれのアプローチ方法
ネットショップも実店舗も、どちらも「お客様に商品を販売する」という点では同じなのですが、お客様へのアプローチの仕方が大きく異なります。顔の見えないお客様に向けて商品を販売するネットショップですが、実店舗と違い、地理的に遠く離れた所にいるお客様にも訴求することができます。ここではその他、ネットショップと実店舗の違いについて解説していきます。
業務時間の違い
対して、ネットショップでは、お客様は自分の都合の良い時に24時間365日いつでも注文することができます。発送や確認業務など人手が必要なものは、ショップが決めた営業時間内に行いますが、自動返信メールなどを利用して、時間外業務を一部自動化できることも特徴です。
商品の受け取り方法も違う
ネットショップでは手に取れない。商品の販売方法
実店舗と違い、お客様が実際に商品を手に取ることのできないネットショップでは、ショップ側が商品に関する情報を発信していく必要があるのです。商品画像だけでなく、魅力的な説明文、購入方法の説明なども必要です。
入店を待つ vs 発信する。まったくアプローチの違う集客方法
Web広告だけでなく、検索順位をあげるSEO対策、SNSやブログと連携した情報発信など、自分のショップを知ってもらう集客努力が欠かせません。
ネットショップ開業に向けて準備すること
ここではネットショップ開業に必要なことをポイント解説していきます。
まずは出店場所を決める
ショッピングモール
モール上の制約があったり、利用料はそれなりにかかるのですが、まだ知名度のないショップでも多くのお客様の目に留まるチャンスがあります。
自社サイト
売上を左右する!商品ページの作成
ネットショップ独自の業務も。日常業務の担当者を事前に決める
実店舗との並行運営がおすすめ。できる範囲からのネットショップ開業
また、時間外対応や遠方からのお買い物など、実店舗だけではカバーできないお客様のニーズも、ネットショップがあれば解決できます。ネットショップと実店舗どちらも利用するお客様もいることから、相乗効果も狙えることがメリットです。
ネットショップの売上が安定してきたら、ネットショップ専任のチームを作っても良いでしょう。
はじめにやるべきこと!コンセプト・ターゲットを決める
例えばあなたがお買い物をする場合、売っているものも普通で、なんの特徴もないお店にはわざわざ足を運ぼうとは思わないはずです。色んなお店を比較して魅力的な店から購入したいというのは誰もが思うこと。数あるお店の中から自分のお店を選んでもらうには、他にはない特徴を打ち出していくことが大事になっていきます。
その特徴を打ち出すために必要となってくるのがお店の「コンセプト」。
コンセプトとは分かりやすくいうと「お店全体として統一した考え」または、「お客さんに届けたいテーマ・持ってもらいたいイメージ」ともいえるでしょう。
コンセプトを決めることでターゲットがより明確になり、ターゲットに刺さる商品やサービスを考案・販売できるようになります。結果としてお店の成功にも大きく影響を与えることに繋がっていきます。
では、コンセプトやターゲットは一体どのように決めればいいのでしょうか?
コンセプト
- ・ どのようなお客様にどんな商品やサービスを届けたいのか
- ・ お客様にどんな価値を提供したいのか
- ・ 雰囲気やイメージの方向性
これらを具体的にしていくことが挙げられます。
そのお店全体の方向性を定めることで、お店の魅力がお客様に伝わりやすくなり、それが決め手となって来店や購入に繋がるようになるのです。また、はっきりとしたコンセプトを確立すれば迷いのない店舗運営が可能になるため、大きな失敗をする確率もグッと低くなることでしょう。
ターゲット
ターゲットの設定はなるべく具体的にイメージするのが重要です。年齢や性別、地域、職業など設定項目は多岐に渡ります。例えば「30代の女性で既婚、共働きの子育て世代」とターゲットを具体的にイメージすることが出来れば、「栄養はあるが仕事から帰っても簡単に作れる料理キット」などターゲットに刺さりそうな商品を、より明確にすることが可能となるでしょう。
理想の店舗に近いお店を探す
また、他の店舗とは違う工夫点や、取り入れたいアイデアなど細かい部分も見えてくることでしょう。
出店場所を決める
実店舗を構えるスタイルならば、コンセプトによって立地や内外装が変わりますし、その地域の補助金なども調べる必要があるでしょう。ネットショップでの開業を目指すならば、ショッピングモールに出店する「ショッピングモール型」、自社サイトで販売する「ASP型独自ネットショップ」どちらを選択するかが重要になってきます。
いずれにせよ開業したい店舗の性格に合った方法やエリアに出店できるかどうかが、経営がうまくいくかどうかを大きく左右するので慎重な判断が必要となります。