副業として始める人も多いが、具体的に何をするのかわからない。仕入れ方法を間違えば在庫を抱えて、最悪赤字で終わるリスクさえあります。そんなネットショップですが、実はノーリスクで始められて、在庫を抱えない無在庫販売もあります。
副業、または専業で開業する方におすすめな仕入れ方法とポイントを解説します。
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個人でもネットショップ開業と仕入れが出来る時代です
そして、昨今では「OEM(オーイーエム)」という生産方法も話題です。OEMとは、自社で作る商品を企画や設計だけして、製造は他社が行います。個人でも、見本だけ制作し、設計図を渡すと製造は企業が行ってくれるので大量発注にも対応可能です。
とくに、衣服やアクセサリーでの事例が多いといわれています。
「仕入れ」と「せどり」の違いとは
しかし、近年では悪質な転売のことを「せどり」と呼ぶようになっています。なので、自分の事業を説明する時は「せどり」ではなく「ネットショップ」と呼びましょう。
資金が無くても無在庫販売ならネットショップの仕入れは不要
無在庫販売とは、ドロップシッピングともいい、仕入れなしで商品を販売する方法のこと。仕組みとしては、注文を受けた時に顧客情報を送信することで、仕入先が代行で発送してくれるため、在庫を抱える必要がありません。
しかし、無在庫販売には注文後、仕入先が発送するため「発送が遅い」「在庫切れのリスク」などがあり、商品が売れにくいデメリットもあります。利益率自体も有在庫販売と比べると低くなるケースが多いようです。
それを考慮しても、在庫を保つ必要がないのはメリットでしょう。無在庫販売なら「opSeller(トップセラー)」や「卸の達人」などのサービスがおすすめです。
ネットショップの仕入れ方は5つある
それぞれに特徴があるため、自分のプランにあった方法を選択しましょう。
仕入れ方法01_ネット仕入れサービスを使う
仕入れ方法02_見本市や展示会に参加する
他にも「インターナショナル・ギフト・ショー」や「国際ファッション雑貨EXPO」、「FaW TOKYO (ファッション ワールド 東京)」などジャンルに特化したイベントもあります。
仕入れ方法03_メーカーから直接仕入れする
仕入れ方法04_卸問屋や問屋街から仕入れする
仕入れ方法05_ネットのオークションサイトから仕入れする
海外からネットショップの仕入れは行えます
とくに、韓国や中国のECサイトは安価で仕入れが可能です。
韓国や中国のECサイトを利用して仕入れる
仕入れる際は在庫を抱えないように心がけましょう。また、中国は仕入れ価格が安いため、高い利益が期待できます。中国と韓国のECサイトから仕入れを行う際は、送料込みの利益率で考えて、売れやすい商品を仕入れましょう。
韓国の商品は「Gmarket」がおすすめで、中国の商品は「AliExpress」から仕入れるのがおすすめです。どちらも品ぞろえが良く、日本語対応のため、個人でも使いやすいと言われています。
現地で買い付けて販売する
そして、申告をしないと入国時に没収されるケースもあるので事前に調べましょう。
ネットショップの仕入れで注意するべき6つのポイント
正しい知識を持つことで、ネットショップ開業で成功しやすくなります。
仕入れする前にネットショップのテーマやコンセプトを決める
なぜなら、本来欲しかった商品以外も、つい買ってしまう顧客が生まれるからです。統一されていない品揃えだと、常に単品しか売れない。似たような属性の商品を仕入れることで一度に複数売れるネットショップが開業できます。
個人でやるからこそ、ひとつに特化したネットショップにするのもおすすめです。
仕入れする前に差別化のために市場を徹底調査
しかし、売れやすい商品にはライバルも多い。そのため、仕入れて本当に売れるか、しっかりと市場調査しましょう。ただし、人気な商品で売り切れが続出している商品は狙い目です。需要と供給を考えつつ、他のネットショップにはない強みを出しましょう。
他のネットショップと差別化を図ることで、売れるネットショップが作れます。
利益を出すために仕入値を確認
利益を出すには、大量発注でメーカーから特別に安く仕入れる方法もあります。
輸入・ネット販売が禁止された商品は仕入れしない
また、基本的には企業のネットショップで売られているものは法律上問題ありません。しかし、その企業サイトは特別な認可を受けて販売している例もあるので、手続きが必要な商品かどうかも調べる必要があります。
とくに、下記の商品を仕入れる際は手続きが必要です。
法律 | 届け出 | 場所 | |
食品 | 食品衛生法 | 食品衛生法に基づく営業許可 | 所轄の保健所 |
酒類 | 酒類 | 通信販売酒類小売業免許 | 所轄の税務署 |
化粧品 | 薬機法(医薬品医療機器等法) | 化粧品製造販売許可 | 所轄の保健所 |
中古品 | 古物営業法 | 古物商許可 | 所轄の警察署 生活安全課 |
流行や旬に合わせてトレンド商品を選定して仕入れする
ネット販売の仕入れは在庫過多になりにくい商品を選定する
高い商品は、無在庫販売を行うことで、在庫過多のリスクを減らせます。
ネットショップ仕入れで利用するべきおすすめ仕入れサイト
おすすめの仕入れサイトは有在庫販売と無在庫販売で異なります。
有在庫販売の仕入れサイト【5選】
どれも個人で利用可能なので、おすすめできます。
スーパーデリバリー
3000を超える企業が出店しているため、品揃えが抜群。また、一部商品は無在庫販売に対応しているため、無在庫販売を行いたい方にもおすすめです。
NETSEA(ネッシー)
月あたり約3000商品が新着商品として追加されているようです。また、注目ワードというところを閲覧すれば、いまなにが売れているのかが把握できるため、トレンド商品の仕入れがしやすいサイトとなっています。
Cmall(シーモール)
とくに、女性向けの商品が多く、アパレルのネットショップを開業したい方におすすめ。中国商品が多いので、激安価格で仕入れができます。メイドインチャイナはファッション業界では当たり前ですし、高い価格でも売れやすい傾向があります。
Ditt-Datt(ディット・ダット)
北欧デザイン雑貨のネットショップを始めたい方にはおすすめです。
雑貨レイジー
無在庫販売の仕入れサイト【3選】
下記の仕入れサイトで、無在庫販売を始められます。
opSeller(トップセラー)
卸の達人
シイレル
個人でネットショップを開業するときは仕入れする前に調査しましょう!
基本的にはネット仕入れサービスを利用して、有在庫販売か無在庫販売を始めましょう。
在庫を持たずにネットショップを開業したいなら無在庫販売がおすすめです。