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ご来店いただいたお客様に感謝の気持ちを込めたお礼状を!
マーケティングでは「2:8の法則」と言われるほどで、全体の収益を作っているのは、新規顧客が2割に対しリピーターが8割という研究結果が出ています。
初めてのお店で購入するのは、誰しも勇気がいるものです。特にお互いの顔が見えないネットショップの場合はなおさらです。
初めての購入をしたお客様が、リピーターに変わるきっかけづくりとして効果的なのがお礼状です。実際の店舗における、お客様への挨拶に代わるものと考えるとわかりやすいでしょうか。
ネットショップではどんな人がショップを運営しているのか、お客様は見ることができません。
そこで、信頼関係を築くためにお礼状を活用するのです。
効果的なお礼状は、お客様のリピート率を高めることができます。お客様に感謝の気持ちを伝え、信頼関係をより深めていきましょう。
誰からの手紙?写真や名前を載せて親近感を
購入した商品だけが送られてきたり、ありきたりな定型文のお礼状が届いたりでは、お客様の記憶には残らないでしょう。ネットショップ市場にはたくさんのライバルが存在します。お礼状を活用して、他には負けないショップやスタッフの存在をアピールしましょう。
そのためには、まず、誰からの手紙なのかがわかるお礼状が好ましいです。
例えば、書き手の写真や名前を載せることで、お客様がより親近感をいだくことに繋がります。
実際の店舗でも、店員の感じがより良い店舗を選んで買い物をした経験はないでしょうか?
お客様にまた次回も選んでもらえるように、お礼状に書き手の写真や名前を載せて、ライバルとの差別化を図りましょう。
お礼状は心を込めて、丁寧に書く
お礼状を出す最大の目的は、お客様との信頼構築や親近感を持ってもらう、人間関係づくりです。
お客様が読んだときに、書き手の姿が思い浮かぶようなお礼状が理想です。
お礼状を用意する際は、文面はできるだけ丁寧に、そして心をこめて書きましょう。
お客さまの心に残る!サンクスレターの書き方と5つのポイント
下記の5つのポイントに注意しながら書いていくことで、自然で読みやすくなります。感謝の気持ちをわかりやすく伝え、お客様の心を引き寄せるお礼状を書きましょう。
- 1.お礼状を送る宛名を入れる
- 2.お礼状を送る日付を入れる
- 3.差出人の名前を書く
- 4.今回購入していただいたことへのお礼
- 5.エピソードや感想をそえる
5番の「エピソードや感想」を入れることで、お礼状がよりパーソナルなものになり、お客様との距離をグッと縮めることができます。
ルールよりも「心のこもった感謝の気持ち」がサンクスレターには大切
誰かのお手本をそのままコピーしたのでは、そこに自分の気持ちがないので、お客様の心を動かすことはできないでしょう。書き方の形式やルールを気にとらわれすぎずに、まずは自分の想いをしっかりと書くことを心がけましょう。
とはいえ、文章を書くのが苦手な人は、どうしたら良いのか困ってしまうこともあるでしょう。
そんな時は、お客様が目の前にいるとイメージします。お客様が目の前で商品を買ってくれたら、どんな言葉をかけますか?どんな感謝の気持ちを伝えたいでしょうか?
まずは、自分の気持ちを伝えることが大切です。細かい文法などは気にせず、話し言葉でも良いので伝えたいことをまとめてみてください。不器用でも「心のこもった感謝の気持ち」が書かれていれば、お客様にも必ず伝わります。
心のこもったメッセージで、お客様に親近感を感じてもらい、「こんな人がいるお店ならまた利用したいな」と思ってもらうことが、リピート購入に繋がります。
お礼メールを送るメリット
そこでコストもかからず、しっかりと顧客にアプローチできるお礼メールを活用し、差別化のポイントにすると良いでしょう。
お礼メールを送るメリットには、以下の3つがあります。
- ・お店に良い印象を持ってもらえる
- ・お客様に安心感を与える
- ・信頼関係を築きリピートを促せる
それぞれについて、詳しくご紹介します。
お店に良い印象を持ってもらえる
例えば、実店舗で商品を購入した時のことを、イメージしてみましょう。
お会計を済ませてからお店を出るまでに、店員さんから「ご利用ありがとうございました。またお越しくださいませ。」と言われると、どのような気持ちになるでしょうか。
ほとんどの人は、うれしく思い、お店に良い印象を持つはずです。
これと同じ効果が、ネットショップでのお礼メールでも得られます。
お客様に安心感を与える
実際、インターネットを使った詐欺の被害も数多く報告されているので、販売元が信頼できず、購入をためらうケースも少なくありません。
そんな中、お礼メールを送信すれば「信頼のできる販売元なんだな。」とお客様に安心感を与えられます。
信頼関係を築きリピートを促せる
しかし、お礼メールを送信すれば、お客様との信頼関係を築けます。実店舗で商品を購入した際に、店員さんからあいさつがあれば、お店のことを信頼して次回以降も利用しようと思うでしょう。
ネットショップでの商品購入後のお礼メールには、信頼関係が築けるというメリットがあります。信頼関係が築ければ、お客様はリピーターになってくれる可能性が高くなるので、結果的に売上にもつながります。
【サンプル付】お礼メールを作成してみよう
商品を購入してくれたお客様にメールを送る際、以下の2つのタイミングが効果的です。
- ・商品購入直後に送る場合
- ・商品発送時に送る場合
それぞれのタイミングに送るメールの文面について、以下にサンプルを用意しましたので詳しく見ていきましょう。
商品購入直後に送る場合
・メールサンプル1
-
件名:【ショップ名】この度はご購入いただきありがとうございます。
〇〇様
お世話になります。〇〇(ショップ名)の〇〇(担当者氏名)と申します。
この度は、当店の商品を選んでいただき誠にありがとうございます。今後も、お客様の快適な暮らしを支えることをモットーに、
より一層努めさせていただきます。どうぞ引き続き、ご愛顧のほど心よりお願い申し上げます。
========================================
ネットショップ名:
ショップURL:
電話番号:
FAX:
メールアドレス:
営業時間:
・メールサンプル2
注文内容の確認を入れる場合は、以下のようなメールにしましょう。
-
件名:【ショップ名】この度はご購入いただきありがとうございます。
〇〇様
お世話になります。〇〇(ショップ名)の〇〇(担当者氏名)と申します。
この度は、当店の商品を選んでいただき誠にありがとうございます。下記の内容のとおり、注文を受け付けました。
今一度、内容にお間違いがないかご確認くださいませ。========================================
商品番号:
商品名:
注文日時:
お支払い方法:
商品URL:
数量:
小計:
送料:
合計金額:
配送先住所:
配送日時指定:========================================
ネットショップ名:
ショップURL:
電話番号:
FAX:
メールアドレス:
営業時間:もし内容に不備がある際は、お手数をおかけしますが以下までご連絡ください。
電話番号:〇〇
メールアドレス:〇〇今後も、お客様の快適な暮らしを支えることをモットーに、
より一層努めさせていただきます。どうぞ引き続き、ご愛顧のほど心よりお願い申し上げます。
商品発送時に送る場合
-
件名:【ショップ名】ご注文いただいた商品を発送いたしました。
〇〇様
お世話になります。〇〇(ショップ名)の〇〇(担当者氏名)と申します。
この度は、当店の商品を選んでいただき誠にありがとうございます。本日、ご注文いただいた商品を発送いたしましたので、ご連絡申し上げます。
配送日時と配送業者については、以下のとおりです。========================================
配送日時:
配送業者:
お問い合わせ番号:※確認する時間帯によっては、商品の位置が正確に反映されていないことがございます。
その場合は、一度お時間を空けていただき、ご確認いただけますと幸いです。========================================
ネットショップ名:
ショップURL:
電話番号:
FAX:
メールアドレス:
営業時間:
メール作成時のポイント
特に意識すべき3つのポイントについて、見ていきましょう。
- ・開封しなくても内容が分かるタイトルを付ける
- ・簡潔で読みやすい文章にする
- ・スマートフォンで見ることを想定する
開封しなくても内容が分かるタイトルを付ける
タイトルには送信元が分かるように、必ずショップ名を入れることが必要です。以下の例のように、【ショップ名】の後に購入のお礼メールなのか、商品を発送したメールなのか分かるようにしましょう。
以下のような件名は開封しなくても内容が分かりやすい例です。
- ・【ショップ名】この度はご購入いただきありがとうございます。
- ・【ショップ名】ご注文いただいた商品を発送いたしました。
簡潔で読みやすい文章にする
読みやすい文章にするために、他のメールと共通のフォーマットを作成していると、なお良いです。
注文内容やお支払い方法、配送先住所を記載する際は、文章ではなく、箇条書きにしたり1行に1項目と設定したりすれば、読みやすくなります。
また、お礼のメールなので、購入いただいたことに関する感謝の気持ちも、忘れずに入れます。「選んでくれてありがとう。」という気持ちを、簡潔にしながらも丁寧に伝えます。
このとき、簡潔で読みやすい文章を意識するあまり、そっけなく機械的な文章になってしまわないように注意してください。お客様の名前を入れるだけでも機械的な印象が薄れます。
スマートフォンで見ることを想定する
スマートフォンの画面は縦長のため、パソコンで見られる前提で文章を書くとダラダラと長くなり読みづらくなります。
また機種によっては表示されない文字があります。環境依存文字と呼ばれ、丸数字や特定の絵文字などはその一部です。メールの文章が文字化けしていると、お客様に不信感を与えるので、せっかくのお礼メールも台無しになってしまいます。
事前にスマートフォンでも読みにくくないか、文字は問題なく表示されるかを確認し、お礼メールを送信するようにしましょう。
他のネットショップと差が付くポイント
- ・新規購入者とリピーターで文章に差をつける
- ・商品の使い方(裏技)などを送る
新規購入者とリピーターで文章に差をつける
商品を複数回購入してくれているお客様に、文章を送る際は「いつもご利用いただきありがとうございます。」のように、リピートしてくれていることを感謝する文章を入れると良いです。
そうすれば、初回購入時の文章との違いを出せる上に、お客様は自分のことを認識してもらえていると感じて、より親近感を抱きやすくなります。
商品の使い方(裏技)などを送る
お礼のメールの文章の中に商品の使い方があると、アフターフォローが充実しているという印象を持ってもらえます。裏ワザなどがあれば、より興味を持ってもらえるメールになるでしょう。
このとき、SNSやブログの宣伝もすれば、ネットショップでの滞在期間が長くなり、売上アップにつながります。宣伝も兼ねて、SNSやブログをメールに盛り込むようにしましょう。
まとめ
お礼メールを送ることで、お店に良い印象を持ってもらえる、安心感を与えられる、信頼関係を築けるというメリットがあります。お客様との信頼関係があれば、リピーターになってもらえる可能性が高まり売上にもつながります。
他のネットショップと差を付けるためには、新規購入者とリピーターで文章を分ける、商品の使い方や裏ワザを紹介するなどが効果的です。いずれもお客様に親近感を持ってもらうためのポイントです。
今回の内容を踏まえサンプルメールを参考にして、オリジナルのお礼メールを作ってみてはいかがでしょうか。